どんこの空(そら)に 。

きっと何かが足りない~それを探す日記~

最強の領域。

2006-11-22 | 名古屋競馬の話
22日は、浦和競馬場にて、「第27回彩の国浦和記念(GⅡ)」(ダート2000m・左回り)が行われます。
浦和競馬場は、以前千葉にいた頃、はるばる武蔵野線に揺られてよく行きました。
「南浦和駅」で降りて、競馬場までは歩いて15分程度。
無料バスも出ていますが、駅での待ち行列を見ていつも撤退。
特に、今の季節なら暑くもなく寒くもなく、晴れていればのんびり歩きで十分です。
歩いていていつも思うのが、競馬場までがずっと住宅街であるということです。
地方競馬にありがちな田舎風景もなく、かといって車が行き来するような大通りもなく、住宅がぎっしり並んでいます。
公園の中を通り抜け、小学校の脇を歩きながら、その日の勝負レースの予想なんかします。
競馬場は少し高台にあるので、坂道を登って行く最中に初めてのファンは、ホント競馬場があるんかいな~、って思うかも知れません。
私が浦和本場で楽しむときはだいたい一人で、また昼開催のみの競馬場ですし1日がかりになるので、私にとって浦和競馬場は、船橋や大井と違った”旅打ち気分”にさせてくれる競馬場でした。

浦和のレースは、だいたいが1400m戦。
新聞で条件レースの馬柱を見ると、ずらっと同じ距離のレースが並んでいることが多いので、持ち時計や調子の比較はしやすかったですね。
しかし少し上のクラスになると、1600m戦が出てきます。
これは3コーナーの中間地点からの発走になるで、逃げ先行馬は内枠が断然有利。
小回りの浦和の1600m戦は、そんなところも頭に入れながら馬柱を見なくてはなりません。
前走で外枠の先行馬が1600戦で惨敗していたとしても、次のレースは内枠であっさり完勝、なんてことも多々あります。
そして今回、この浦和記念は2000m戦。
馬の力も重要ですが、騎手の技量やかけひきによる勝ち負けの比重が比較的高く、馬券検討には面白い距離です。
過去のこのレースの結果を見ても、けっこう地方馬が勝ったりしています。
JRAの馬のレベルも理由にはありますが、それでも馬券検討ではこのことは頭に入れておきたいですね。

騎手では、内田博幸、的場文男はもちろん、南関東でも”船橋―浦和”の馬の交流が多いので、石崎隆之など船橋の上位騎手もわりに上手いです。
もちろん、ベテラン見澤譲治、元北関東の名手水野貴史、岡田大など浦和の騎手も忘れてはいけませんが。
でも私の印象では、”的場文男がよく大穴を開ける”競馬場としてインプットされていますね。

馬では、テンにもそこそこ行けて、終いもそこそこ切れる、また小足の利く器用なタイプの馬が、騎手の腕に導かれて突っ込んで来ます。
大井や川崎では全然ダメでも、なぜか浦和では走る!、っていう馬がけっこういたりします。
まあそんなことを言っても、今回のこのクラスにまでなると、まず勝つためには馬の力が最低必要条件になるでしょうけどね。
いわゆる交流重賞のような”最強クラス”と呼べるクラスではね。

ところで我らが名古屋のキングスゾーンは、どうなんでしょうか?
個人的には、まだ馬の力は未知数の部分が多いような気がします。
前回のJBCマイルも内田博幸騎乗であの成績では、底が見えた?気もしますが、何と言っても乗っていたのが新人山本茜ちゃんですからね。
当然、技量は一流にはまだまだでしょうし、前回のレースもとてもかけひきして勝負にこだわった騎乗ではなかったように見えました。

だからこそ、”まだ底を見せたとは言えない”と思います。

茜ちゃんも一鞍一鞍伸び盛りですし、こちらも未知数な部分が多いですね。
もちろん人気通りの惨敗も考えられますが、ヘタをしたら大仕事をやってくれるような魅力も感じますね。
先週のレディースジョッキーシリーズの荒尾ラウンドの各2戦では、いづれも果敢に先行し、また3コーナーで仕掛けられて馬が並ばれても、そこでじっと我慢し直線で馬の能力を十分引き出した好騎乗を見せてくれました。

今回はさすがに人馬共にレベルも高く、ああは上手くはいかないでしょうが、今回も気遅れさえしなければ十分戦える力はあるコンビであるように思います。
使ってくれる関係者の方々のためにも、自分のためにも、そして★私の馬券のためにも(笑)、是非頑張ってもらいたいものです。

キングスゾーンが、まさしく”最強の領域”(キングスゾーン)に!

はたして入ることができるのでしょうか!!??


それでは、また。



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