なぜかまた、ここのところすこぶる馬券の調子が良い。
時には3連単で、あるいは3連複で、はたまた馬単で。
レースによって券種を替え、大きく狙ったり、堅実に買ったり。
それが、なぜか調子がよい。
まさに、抜き差し自在?
火曜日の名古屋でも、8レースから参戦し6万以上の収支がプラスだった。
先月も直近の名古屋では4万以上勝ったし、コンボで10万というところか。
よくよく考えてみると、最近名古屋では券種の選択に腐心している気がする。
儲かっているのは”たまたま”だろうが、この的中率は最近ずっと維持できている。
まあ、簡単に言えば「手広く」買っているだけのことなのかも知れないが。
まあでも、儲かって悪い気はしないネ。。。
時には堅く。
抜き差し自在といえば、楽天イーグルスの小坂誠選手が引退した。
小坂選手は1997年、マリーンズに入団。
俊足、好守の遊撃手として新人王や盗塁王などを獲得した名手だ。
ちょうど自分がマリーンズに熱狂していた頃に入団した選手で思い入れも深い。
今から5~6年前、今年首位打者を獲得した西岡剛選手の台頭や自身の持病の腰痛からマリーンズを放出されるまで、マリンスタジアムの内野の左半分は常に彼の独壇場だった。
巧い内野手は他にもゴマンといるが、「華麗」という言葉が一番似合う守備の内野手といえば、私が30年以上観ている限り彼をおいていないだろう。
足捌き、フィールディング、スローイングまでが流れるようなリズムの美しさ。
クイック、クイック、クイック。
クイック、クイック、スロー。
クイック、スロー、クイック。
スロー、クイック、クイック。
状況判断、打球の速さ、打者の走力などを見極めて使い分ける動きのバリエーション。
まさに、抜き差し自在。
それでいて堅実。
広い守備範囲。
毎度、スタンドから観ていて飽きない守備だった。
ジャイアンツに移籍してからは、二塁手にコンバートされるなど思うように活躍はできなかったが、それは彼が「遊撃手のスペシャリスト」がゆえ。
小坂誠という選手は、そう感じさせるには十分な「特別な動き」の遊撃手であった。
特別、肩が強かったわけではない。
ガッツ溢れるプレーをするわけでもない。
センスとスピードと柔らかさ。
魅せる守備でお金が取れる、数少ない希少価値の選手であったことは間違いのないところだ。
ただ悔やまれるのは、少々頼りなかった打力だろうか。
最終在籍球団となった楽天においても、マリーンズ時代の頃の輝きは最後まで取り戻せなかった。