31日(水)川崎競馬場で行なわれた「第56回川崎記念(GⅠ)」は、JRA所属のヴァーミリアンが、2着のアジュディミツオーに6馬身差をつけて圧勝。
ヴァーミリアンは、先月行なわれた「名古屋グランプリ(GⅢ)」に続いて交流重賞連勝となりました。
地方で行なわれた交流重賞は、これで自身4戦4勝。
その全てを圧勝しています。
地方の馬場、小回りに抜群の適性を見せる走りに、新たなダート王の誕生を予感させます。
勝ちタイムは、1分12秒9。
これだけ見ると去年のアジュディミツオーのタイムより0.1秒遅いですが、それでも去年がレコードタイ記録のタイムですから、今年のヴァーミリアンのタイムもレベル的には相当高いものです。
それにタイムと言うのは、微妙な馬場の違いやペースの違い、とったコース取り等も影響しますし、これくらいのタイム差はあってないようなものでしょう。
それよりも勝ち方が、タイム以上に”強さ”を感じさせる走りでした。
得意のペースで逃げる王者に楽に追走し、直線に騎手が仕掛けると即座に反応し、最後は完璧に2着以下を突き放しました。
結果的に逃げたアジュディミツオーも3着以下の馬に影をも踏ませなかったことを考えれば、それを直線だけで6馬身突き放すのですから大したもの。
この馬の、地方競馬場のパワーの要る深い砂の馬場への適性、また短い距離で加速できる一瞬の脚(瞬発力)を持つ小回りへの適性は、現役のダートの一流馬の中でも随一と言えるのではないでしょうか?
もちろん、それを裏付けする優れた心肺機能、強固な精神力も持ち合わせているのでしょうが。。。
まさに、彼は地方交流競走の申し子のような馬です。
また厳密にタイムの話をしても、去年のアジュディミツオーは最内の経済コースを走ってのものであるのに対し、今年の終始アジュの外側を回っていたヴァーミリアンは(単純に円周率で計算すると)約15m以上余分に走っている計算となります。
最後は1頭だけになってしまったことも考えれば、これが追い比べになるような接戦ならば間違いなくレコードタイムが出ていたことでしょう。
しかしながら既に述べましたが、”強さ”を測るのはタイムだけではないのです。
そのくらい、インパクトのある勝ち方でした。
乗り方が制約されるアジュディミツオーに対し、ヴァーミリアンは自在性抜群。
今日のこのレースを見れば、彼が今年の地方交流ダート路線の主役になることはほぼ間違いないでしょう。
もしかしたら、新たなダート王伝説の始まりかも知れません。
もちろん、アジュディミツオーをはじめブルーコンコルド、カネヒキリなどの強力なライバルがいればこそ!・・・のダート王の称号ですが。
是非また今年中に、強力なライバル達と同じレースで対決してもらいたいですね。
そういえば去年のドンコでの「名古屋グランプリ」・・・・・、こりゃあ、キングスゾーンもムーンバレイも勝てないはずですわな。。。
あの時もよく考えれば、1頭だけ異次元の走りでしたもん。。。
ヴァーミリアンが異次元なのか、ルメール騎手が異次元なのか?
ああ、両方か!(笑)
それにしても、これだけの地方競馬場への適性の高さを持ちながらが、JRA所属で、また”中央場所”のレースではなかなか通用しないというのも面白い話ですね。
個人的には、東京競馬場で行なわれる「フェブラリーステークス(GⅠ)」にも出てもらいたいです。
同じダート競走でありながら、なぜか”要求される能力”が異なるレースですから。
やっぱりそこでは、凡走するのかなぁ~。。。
競馬の興味は尽きない・・・・・・・。(笑)
それでは、また。
ヴァーミリアンは、先月行なわれた「名古屋グランプリ(GⅢ)」に続いて交流重賞連勝となりました。
地方で行なわれた交流重賞は、これで自身4戦4勝。
その全てを圧勝しています。
地方の馬場、小回りに抜群の適性を見せる走りに、新たなダート王の誕生を予感させます。
勝ちタイムは、1分12秒9。
これだけ見ると去年のアジュディミツオーのタイムより0.1秒遅いですが、それでも去年がレコードタイ記録のタイムですから、今年のヴァーミリアンのタイムもレベル的には相当高いものです。
それにタイムと言うのは、微妙な馬場の違いやペースの違い、とったコース取り等も影響しますし、これくらいのタイム差はあってないようなものでしょう。
それよりも勝ち方が、タイム以上に”強さ”を感じさせる走りでした。
得意のペースで逃げる王者に楽に追走し、直線に騎手が仕掛けると即座に反応し、最後は完璧に2着以下を突き放しました。
結果的に逃げたアジュディミツオーも3着以下の馬に影をも踏ませなかったことを考えれば、それを直線だけで6馬身突き放すのですから大したもの。
この馬の、地方競馬場のパワーの要る深い砂の馬場への適性、また短い距離で加速できる一瞬の脚(瞬発力)を持つ小回りへの適性は、現役のダートの一流馬の中でも随一と言えるのではないでしょうか?
もちろん、それを裏付けする優れた心肺機能、強固な精神力も持ち合わせているのでしょうが。。。
まさに、彼は地方交流競走の申し子のような馬です。
また厳密にタイムの話をしても、去年のアジュディミツオーは最内の経済コースを走ってのものであるのに対し、今年の終始アジュの外側を回っていたヴァーミリアンは(単純に円周率で計算すると)約15m以上余分に走っている計算となります。
最後は1頭だけになってしまったことも考えれば、これが追い比べになるような接戦ならば間違いなくレコードタイムが出ていたことでしょう。
しかしながら既に述べましたが、”強さ”を測るのはタイムだけではないのです。
そのくらい、インパクトのある勝ち方でした。
乗り方が制約されるアジュディミツオーに対し、ヴァーミリアンは自在性抜群。
今日のこのレースを見れば、彼が今年の地方交流ダート路線の主役になることはほぼ間違いないでしょう。
もしかしたら、新たなダート王伝説の始まりかも知れません。
もちろん、アジュディミツオーをはじめブルーコンコルド、カネヒキリなどの強力なライバルがいればこそ!・・・のダート王の称号ですが。
是非また今年中に、強力なライバル達と同じレースで対決してもらいたいですね。
そういえば去年のドンコでの「名古屋グランプリ」・・・・・、こりゃあ、キングスゾーンもムーンバレイも勝てないはずですわな。。。
あの時もよく考えれば、1頭だけ異次元の走りでしたもん。。。
ヴァーミリアンが異次元なのか、ルメール騎手が異次元なのか?
ああ、両方か!(笑)
それにしても、これだけの地方競馬場への適性の高さを持ちながらが、JRA所属で、また”中央場所”のレースではなかなか通用しないというのも面白い話ですね。
個人的には、東京競馬場で行なわれる「フェブラリーステークス(GⅠ)」にも出てもらいたいです。
同じダート競走でありながら、なぜか”要求される能力”が異なるレースですから。
やっぱりそこでは、凡走するのかなぁ~。。。
競馬の興味は尽きない・・・・・・・。(笑)
それでは、また。