どんこの空(そら)に 。

きっと何かが足りない~それを探す日記~

落陽の丘で。

2011-02-25 | Sandstorm



182-115。
178-113。



「何があってもおかしくない数字ですよ。」

「はあ。」

「下の血圧が正常な人の上くらいです。」

「すみません。」

「謝ることではありませんよ。御自分のことですから。」

「はい。」

「薬、飲んでますか。」

「いえ。」

「それなら大丈夫です。薬をちゃんと飲めば。」

「はあ。」

「あなたの年齢でこのままほっておくと、今後いろいろな問題が出てきますよ。」

「わかります。」

「薬、強いのにしましょうか。」

「いえ。」

「今まで出していた他の薬はどうしますか。」

「最近、また小便でズボンを汚します。」

「では、このまま続けましょうか。」

「はい。」

「くれぐれもちゃんと飲むことですよ。」

「わかりました。」








何度も繰り返した会話。
今回も、また。
本当にわかっているのだろうか。
むしろ倒れた方が楽だなんて、心のどこかに思ってないか。
わからない。
本当に病んでいるのは、心なのかも知れない。
ただ、まだ死にたくないことだけは確かだ。
時間が頭の上をゆっくりと流れていく。
こんな感覚は久しぶりのこと。
落陽の丘で。










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