どんこの空(そら)に 。

きっと何かが足りない~それを探す日記~

雑踏。

2011-01-28 | Sandstorm



短い休暇が終わった。
以前住んでいた頃には気にもしなかったことだが、改めて東京は人やモノが溢れるジャングルのよう。
すれ違う人を数えたら、1分間に100人をとうに超える。
渋谷のスクランブル交差点。
信号が変わると、一斉に人波が押し寄せてくる。
まさしく波のように。
急ぐ人、迷う人、うつむく人、見せつける人。
すれ違う顔はさまざまだ。
駅では、電車が約2分おきに絶え間なくホームになだれ込み、それでも座席には座れない。
途切れることのないアナウンス。
誰もそれを不思議だとか、異常だとか思わない。
世界中で、こんな街が他にあるだろうか。
電車に揺られ、駅、そのまた次の駅。
どこを見ても建物が密集し、隙間などもったいないかのように看板が張り付く。
人はありとあらゆるところから姿を現し、まだそこにどれだけの人影が隠れているのだろうと思う。
迷路、ジャングル、ラビリンス・・・。
どこかに迷い込めば、そこから怪しげな新しい世界が待っているのだろうか。











横浜のスパ。
スーパー銭湯でも、健康ランドでもない。
東京や神奈川には多い施設。
ビルの中に、いきなりそれは現れる。
贅沢で高級な造りの空間。
そして、音楽。
そして、金額。
癒し。
これもビジネス。
真夜中近く。
薄暗いサウナ室で、サッカーのアジアカップをぼんやりと見ていた。











金瓶梅というDVDを見た。
香港の官能作品。
ほとんど全てを見せてしまう今時のAVなんかよりも、よほどエ○いかも。
背徳は蜜の味。
人が頭でグルメを食べるのと同じように、人は頭で×××を感じる。
だから、モノには能書きやあらすじが大切なのだ。
それにしても、やはりこういう類のものは、ひとりの部屋で見るべきものだ。
失敗。www/(笑)












今回のギャンブルは、完敗。
まるで日本一周ができるくらいに。
川崎記念は、ヒモが抜けた。
ナンテンに、やはり彼女は来なかった。
まあ、こういうこともある。
とはいえ、痛いには違いない。
決して、金持ちなんかではありはしないから。
しがない独り身の四十男の金の使い道としては、まあ悪くはないだろう。
オケラ街道ならぬ、オケラ送迎満員バスに揺られて。。。












コスプレ誘導馬。
群がるカメラ小僧(オヤヂ?)
手を振る女の子達。
まんざらでもなさそう。
何か間違っていないか?
いや、間違っているのは自分の方か。
名古屋ではありえない雰囲気。
ありえない文化。
都会のサブカルチャー。
新しい世界。




















雑踏にまぎれて。
ほんの短い休暇は終わった。
ただこんなものでも、良い気晴らしにはなる。
雁字搦めの日常から逃れることも、時には必要だ。
ジャングル。
ひとり。
逃避行。
でも、帰らねばならぬ場所がある。
非日常の世界に、長居は無用。
二度と戻れなくなってしまうかも知れない。
そんな畏れが、きっと自分のどこかにはあるのだろう。
どんこの空へ。

































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