どんこの空(そら)に 。

きっと何かが足りない~それを探す日記~

報道。

2011-03-26 | Sandstorm



現在も揺れる東北地方。
計画停電、水の安全が危ぶまれる東日本。
被災者の皆様、復興に奔走される皆様、震災に人生設計を変更せざるをえなくなった皆様、心からお見舞い申し上げます。




何が安全なのか、情報がどこまで正確なのかは、自らの経験から得られる知恵や判断に委ねられている。
首都圏の混乱は、そんな人々が多いという証明だろう。
企業や政治家が公表するものなど、これまで彼らがしてきたことを考えれば、とても信用できないということだろうか。
とはいえ緊急事態に、私達一般市民が頼れるのは、国や自治体の行政くらいであるのも間違いない。
いまや自衛隊の隊員は、救世主のヒーローである。
いつもこのレベルの目線で社会や自分を考えられたのなら、日本人の世界観は百八十度変わるに違いない。
ちなみに私の思想は、決して左でも右でもない。




ただ改めて思うのは、どんな状況下にあっても男は働くことしかないということか。
被災した地域の方々は救援や復興にあたるのは当然だが、少しでも可能ならば、家族を置いてでも自らの職業や会社の業務に向かおうとする。
それが社会的責任のためなのか、自らの経済活動のためなのか、はたまた社会に都合の良いロボットのように洗脳されてしまっているのか、それは定かではないが。
自らを危険に晒して業務を全うしようとする方もいれば、またこんな状況下であっても関係なく娯楽を提供する職業の方もいる。
どちらが優れているとか、正しいとか述べるつもりもない。
ただ泣き叫んで、誰かに助けを委ねてばかりはいられないのが、男の役割。
男は、自らの存在意義をかけて働かなければ生きていけないものなのだろう。
男女平等、機会均等の御時世とはいえ、緊急事態ともなればやはり、女、子供とは肝心なところで同じではないのかも知れない。
蓮紡大臣も頑張っているようには思うが、やはりあそこにいるには違和感がある。
もし彼女に子供がいたら、どんな非情な母親だろうかと思ってしまう。
責任があるとはいえ、そんな女性の人間性など疑わしく思えて普通だろう。
これは、あくまで例えばの話。
別に、私はここで男尊女卑を唱えるつもりなど毛頭ないし、大臣に恨みがあるわけでもない。
あくまで、個人的な心のどこかにひっかかっている感情である。










私は日々自らの仕事を全うし、休日の金曜日は名古屋競馬場へ。
驚いたことに、場内は普段よりも混雑していたように思う。
他のギャンブルが開催していないせいなのかも知れない。
一日で億のお金が動くのだから、ちゃんと開催して経済活動に貢献するというのも一理。
心情的に開催しないというのも一理。
ちなみに、場内には義援金募金の箱がいくつか設置してあった。
主催者からは被災地支援のために200万円の寄付、また交流重賞の日には、ジョッキーが場内に出て募金活動をしたらしい。
いま競馬場ができることとは、こいいうことだろうと思った。
競馬は、他の競技とは違い、休んでいる間も馬の食事や調教を休むわけにはいかないのである。









この日は竹田吉秀騎手の引退セレモニーがあった。
また、去る人もいれば、来る人もあり。
競馬新聞によれば、4月の開催から新人ジョッキーがデビューするとのこと。
どんな状況下であっても、人が自分の人生の歩みを止めることはない。
頑張れ、新人ジョッキー。
そして竹田騎手、ひとまずはお疲れさま。
少なからず、競馬場で見続けてきた若いジョッキー。
新たな世界での活躍を願う。
思い込んだら、試練の道を。
男ならば。









最終レースのゴール前、スタンドのどこからか“タケダ!”の声援が飛んでいた。















新聞上、テレビ上、ネット上では、圧倒的な震災支援の声。
その他の話など、無用の長物のような価値となっている。
まさに絶対的な正義。
それを否定するつもりもないし、少しでも力になれることがあればとも思う。
ただ、被災者以外のひとりひとりの人間にとっては、もっと大事なこともある。
大人ならば、それくらいのことは当然の話である。
それこそ、女子供か、やることのなくなった芸能人のためだけのような推測のオンパレードのワイドショー番組など意味がないように思う。
少なくとも、視聴率無視のニュースの報道枠で真面目に取り扱うべきものではないか。
それができないのならば、関連報道はNHKに任せて、笑いを届けるバラエティーでもやっていればいいように思う。
ネット上も、震災の話題以外は御法度のような雰囲気。
仕方ないので、ブログはしばらくはお休みしようと考えている。
せっかくなら、被災者の方々の安否情報や原発問題を抱える地域の方々の情報収集に、有意義に活用してもらいたいものである。













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