えびす顔の造花卸売問屋元社長からの手紙

かすかな希望を抱いて幸せを自慢する尊大な手紙。重複掲載御免。造花仏花の造花輸入卸売問屋ニューホンコン造花提供

献花

2005年05月03日 23時41分26秒 | ドンキホーテ
 JR尼崎駅で駅員に事故現場へはどう行くのか尋ねると、丁寧に地図を差し出し教えてくれた。花屋さんも聞き、明るいガーベラを買った。
 
 15分ほど歩く。日差しがきつい。

 目に入ってきたのは対向の特急列車がそのまま線路に止まっている姿。さらに後方には後続の列車も見える。

 大勢の方が献花に訪れていた。
 列に並ぶ。
 JR西日本の社長が来た。
 マスコミが取り囲む。
 喪服姿の若い女性が気付く。
 赤く目を腫らし、
 「お父さん、社長が来てるって」と父に叫ぶ。
 
 『怒り、悲しみ、憤りをぶつけてよ』と促しているように聞こえた。

 献花台は花ですぐにいっぱいになる。
 JR職員が手向けられた花をテントの後ろに運んでく。
 何度も何度も。

 お亡くなりにになられた方へのお悔やみ。そして、
 私になす術は無くても心に刻み付けることは出来ると事故現場へ行きました。
 
 私の心の刻みの幾ばくかはまだ無い未来へきっと繋がると、かすかな希望を抱いて。 

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コメント
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