えびす顔の造花卸売問屋元社長からの手紙

かすかな希望を抱いて幸せを自慢する尊大な手紙。重複掲載御免。造花仏花の造花輸入卸売問屋ニューホンコン造花提供

平和のためにして欲しいこと

2010年08月15日 11時25分41秒 | ドンキホーテ
 今日は65回目の終戦記念日です。昨日に引き続き香港・中国シリーズをお休みにして、「平和、戦争」についてのお話です。以下は8月の社内ミーティングで社員に配った「社長からの手紙」を加筆修正したものです。

 先日、大阪商工会議所東成生野支部・異業種交流会フォーラム・アイ(FI)で平和を考える勉強会を開きました。日中戦争で日本がどんなことをしたかを勉強しました。

 例えば南京大虐殺については「そんなことはなかった」という幻派から中国の言う「犠牲者30万人」まで論争が起きています。書物などから得た知識の範囲から考えると少なくとも数万人の中国人が虐殺されました。
 
 現在の日本はたいそう平和です。しかしこの平和を続けるのには、悲惨な戦争の歴史を勉強、記録・記憶し、次代に引き継ぐことが大切です。これまでの過ちや、戦争の悲惨さを次代に語り継ぐことで、「二度と戦争をしまい」との意志が未来に引き継がれ、平和を続けようとする力が生まれてきます。
 過去65年間、日本が戦争を起こさなかったのは、あの戦争を知る先人たちの手でこの作業が続けられてきたことも大きな理由です。

 そしてもうひとつ大切なことは、中国の方たちはみな南京大虐殺に代表される虐殺を知っていて、少なからず日本人に対して悪感情を抱いているという現実です。その溝を埋めるためにも、日本人はまずあの戦争の歴史を学ばないといけません。そこからお互いの理解がスタートします。
 また当社は中国と取引をさせてもらっています。その相手と十分な理解があってこそ良好なビジネス関係を築けます。

 「平和を続けるために」、「日中の良好なビジネスのために」、ぜひともこの種の問題も積極的に勉強していただければと思います。
 よろしく御願いします。

 注、最後の段で分かりやすくするために、「日中の良好なビジネスのために」と書いています。しかしそう言うことより何より、あの戦争でアジアの方々に多大な犠牲を強いた日本の国民として、アジア諸国とよりよい関係を築こうとするならば、「あの戦争に対する勉強と謝罪」は必要なことだと思います。
 ビジネスの場面で、「あの戦争のことを話題にしさらに謝罪したこと」はまだ一度もありませんが。
コメント
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