えびす顔の造花卸売問屋元社長からの手紙

かすかな希望を抱いて幸せを自慢する尊大な手紙。重複掲載御免。造花仏花の造花輸入卸売問屋ニューホンコン造花提供

中国のメーカーさんから造花金型を引き取りました

2012年05月13日 14時46分18秒 | 香港・中国
 東日本のみなさん こんにちは

 先日、取引のある中国の造花工場さんが閉鎖しました。代金をこちらで負担している造花金型がありましたので、それを返してもらおうと香港の商社さんを通じ依頼しました。工場さんも返還に同意しましたので話を進めて行きました。

 指示1
 金型を香港の商社に送り返してくれ。
 返答
 中国本土から香港に金型を持っていくのは通関上の問題があり難しい。中国のどこか別な送り先を指示してくれ。

 指示2
 了解した。中国内で保管先を探すので、少し待ってくれ。
 返答
 今週末には工場を引き払うのでそれまでにたのむ。

 仕方なく急いで取引の日系の工場で一時預かってもらうようにしました。

 指示3
 指定する工場に金型を送ってくれ。木曜日までに頼む。
 返答
 木曜日までには難しい。

 指示4
 木曜日以降になっても構わない。
 返答
 こちらから送ると費用もかかる。取りに来てくれた方がいい。
 
 指示5
 運送費もこちらで払うから送ってくれ。
 返答
 工場閉鎖で忙しく運べない。取りに来てくれ。担当者の電話は○○だ。

 仕方なく、日系工場さんに取りに行ってもらうようにしました。
 しかし引き取りにいく日の朝、指定の電話番号に掛けてもつながりません。メールでまた指示を出しました。

 指示6
 指定の電話に掛けてもつながらない。そちらから日系工場の○○に電話を掛けてくれ。
 返答
 今なら通じるから、再度掛けてくれ。

 この後もすったもんだがありました。交渉の途中、本当は金型を返す気がないのか、それともどこかへやってしまったのか疑いも持ちました。しかしなんとか金型を引き取ってこれました。

 最近、中国の事情もだいぶん変わってきていて、私たちのビジネスの常識がだいたい通用します。こんな風になることは珍しいのですが、久々に笑うしか仕方がない状況になりました。
 
 ちなみに、このお話は先日訪ねた山東省・煙台のメーカーさんではありません。
 
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