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オバマ米大統領の広島訪問に敬意を抱きます

2016年05月29日 21時26分00秒 | ドンキホーテ
 熊本のみなさん こんにちは

 米国のオバマ大統領が27日、被爆地・広島を訪れ原爆慰霊碑に献花。「核兵器のない世界を目指す勇気を持とう」と訴え、被爆者と会い抱擁しました。オバマさんの歴史的な行動に敬意を抱きます。

 テレビの生中継でオバマさんの広島での演説を聴き、感動を覚えました。そして翌日の新聞でその全文を読みました。歴史を振り返り、技術や思想、国家形態の進歩があったにもかかわらず、支配や征服を欲する本能から抜け出せない人類は、その新しい能力を戦争に使い、より増幅された悲劇を生んできた。さらに悪を行う人類の能力をなくすことはできないかもしれないと語りながらも、だからこそ自国を含めた核兵器を持つ国は、恐怖の理論から逃れ、核兵器のない世界を目指す勇気を持たなくてはいけないと訴えました。韓国朝鮮人被爆者にも話は及びました。

 一緒にテレビを見ていた86歳の父は、涙をぬぐいました。被爆した訳でもないのに。歳を取り涙もろくなっているせいもあるでしょうが、少年時代、鬼畜米英と教えられたそのアメリカに負け、焼け野原になった所から今の日本の繁栄を築いてきた自負のある父にとって、アメリカの大統領が、被爆地広島でとはいえ、日本の犠牲者に献花している。その姿には感極まるものがあったのでしょう。

 原爆投下への謝罪がなかった
 在日韓国朝鮮人被爆者への配慮が不十分だ
 核兵器関連予算を増額した大統領の言葉を信じられない
 CTBT(核実験全面禁止条約)の批准もしていない
 日本をあの戦争の加害者でなく被害者として演出する手助けになる
 沖縄に偏重する在日米軍の問題が一向に解決されていない。
 
 などオバマさんの広島訪問を低く評価する向きもあります。5月28日の毎日新聞で、平岡敬・元広島市長は「オバマ大統領に『謝罪を求めない』のは無残に殺された死者に失礼だ」、「広島は大統領の花道を飾る『貸座敷』ではない。核兵器廃絶を誓う場所。大統領のレガシー(遺産)作り・・・・を誇示するパフォーマンスの場に利用されたらかなわない」とまで酷評しています。

 オバマさんの広島訪問をどう評価するか、被爆者の方々がどう思われるかが一番大事です。被爆者の方々みなが同じ意見ではないでしょうが、批判があるのは事実です。被爆国日本の住民というだけで、被爆者とほとんどかかわりのない身からのオバマさんへの高い評価は一部の被爆者の方からは理解を得られないかもしれません。

 しかし、どんな気持ちでオバマさんが広島を訪ねたのか、その胸中を鑑みて演説を読むと、その真摯さが伝わってきます。大統領就任当初のプラハ演説で、「核兵器を使用したことがある唯一の核保有国として行動する道義的責任がある。核兵器のない世界の平和と安全を追求する」と決意したにもかかわらず、自国を含め世界の核軍備の状況が一向に変わらない「理想と現実」のはざまで、苦悩する様子がうかがえます。
 そして謝罪の言葉はありませんが、米国で原爆投下はあの戦争の終結を早め、多くの人命を救ったと正当化する意見が根強い中、その国の大統領としては精いっぱいの行動、演説だったんではないでしょうか。わざわざ広島を訪ね、献花し被爆者と向き合ったオバマさんの胸の中には、核兵器廃絶への強い思いと謝罪の気持ちが全くあるはずです。そうでなければどうして広島を訪問するでしょうか。評価しない被爆者の方の声に耳を傾けながらも、オバマさんの今回の広島訪問に敬意を抱きます。

 次は安倍首相のハワイ・真珠湾訪問が取りざたされているようです。しかし日本の首相としてその前に行くべきは、中国の南京大虐殺記念館であり、韓国の少女像、さらには日本が侵略したアジア諸国です。その最後に日本の侵略の終わりが始まったパールハーバーであるべきです。

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