飛鳥時代のハルカスは茶臼山？

　みなさん　こんにちは

　地上300メートルのあべのハルカスの展望台からは西は大阪湾から六甲山、北は能勢の山地、少し東に向いては淀川から京都への道、東は生駒山から金剛山、南は和歌山と、大阪平野の端まで見られます。

　この風景を見ていると大阪から奈良・明日香に向かうのには、生駒山と金剛山の切れ目、少し山並みが低くなったところを抜けるのが高低差も少なく一番楽そうなのが一目瞭然です。そこに大和川が通っていて、古代の旅人は川沿いを進んだのでしょう。今でこそ、これほど高いところに登らないと、それを実感できません。しかし、高い障害物のなかった飛鳥時代なら、上町台地の例えば茶臼山からでもこんな風景が見られたんじゃないでしょうか。

　古代の人が大和川筋を大阪から明日香に道を進んだのがよくわかります。もっと言うと、朝鮮や中国との海運の玄関口だった大阪から大和川を上ればおおむね至る明日香に都を築いた理由さえも分かってくるような気がします。

　お分かりでしょうか、写真の右の方、山が少し低くなった切れ間がある、その辺りが大和川の通り道です。

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