相手にとって重要なことに全力を

　みなさん　こんにちは

　日経新聞土曜日の書評欄には各界のトップが自らの読書歴を披露する「リーダーの本棚」があります。7月18日は日本将棋連盟会長の佐藤康光氏でした。米永邦雄永世棋聖著「人間における勝負の研究」の中から、

　「自分にとっては重要な対局でなくても、相手にとって重要な対局には全力を尽くす」

　を引き出し、勝負の世界の厳格さに言及しました。翻って私の仕事に当てはめてみると。会社の全体を網羅しないといけない社長業、日々の仕事に軽重をつけないといけません。しかし、たとえ重要でないと判断した仕事でも部下にとって重要なら、そのことに真摯に向き合わないといけないと、知らされました。
　ほかに山口瞳著「礼儀作法入門」、丹羽宇一郎著「仕事と心の流儀」を取り上げていて、思わず両著を買いました。

　さらに、日本将棋連盟会長の仕事について、「自分はポイントだけを押さえ、後は担当者に任せているが、その力加減は簡単ではない」と。こちらも示唆に富みます。

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