えびす顔の造花卸売問屋元社長からの手紙

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姫路城は何度も倒壊していた?

2022年11月17日 14時46分18秒 | 本・セミナー
 みなさん こんにちは

 10月の毎日21世紀フォーラムは大阪工業大学などを経営する常翔学園理事長の西村泰志さん。テーマは専門のコンクリート建物の耐震性などでした。

 阪神淡路大震災を取り上げ、鉄筋コンクリート(CR)造だけでなく地震に強いとされてきた鉄骨鉄筋コンクリート(SRC)構造の建物もたくさん壊れた。その多くは格子型SRCと呼ばれる造りで、それも鉄骨量を減らした建物だった。そのうえで、1981年の新耐震基準に沿っている建物はいいが、沿っていないものは耐震化工事が必要。しかし、経済的な問題もあり進んでいない。1978年の宮城県沖地震では、死者約30人中約20人がブロック塀の倒壊による死者。ブロック塀の危険性は指摘されてきた。なのに2018年の大阪北部地震ではブロック塀の下敷きになり小学生の女の子が亡くなった。社会全体として耐震化を進めていかないといけない。
 他にも姫路城を取り上げて、構造計算だけだともう3回も4回も倒壊しててもおかしくない。しっくいの壁や頑丈な扉も耐震に関わっているのだろう。
 もうその分野の方には当たり前になっていることなのでしょうが、私には新鮮でした。

 フォーラムには、毎日新聞神戸支局時代に兵庫県庁を担当していた際の先輩Oさんとご一緒しました。10歳ほど年上で、毎日新聞退職後数年間は毎日社会事業団にいらっしゃって今は完全に引退。ボランティア活動の名刺をいただきました。今はコロナウイルス禍の影響もあって、活動はほとんどないそうです。いろんなお話をして、私自身の今後10年についてより深く考える機会になりました。

 写真は姫路城の漆喰の壁の強度実験の様子を説明する西村さん。10月20日、リーガロイヤルホテル大阪で。

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