えびす顔の造花卸売問屋元社長からの手紙

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ゴッホ・ヒマワリ貸し切り3分鑑賞チケットはおいくら?

2021年02月08日 14時46分18秒 | お花
 みなさん こんにちは

 本物のゴッホのヒマワリを貸し切りで3分間鑑賞してきました。先月末まで大阪・中之島の国立国際美術館で開かれていた「ロンドンナショナルギャラリー」でです。

 妻の友人から二枚、招待券をいただいていました。しかしこのコロナ禍、社内では不要不急の外出はプライベートでもできる限り避けよと申し合わせています。そんな最中、美術展に行ってよいものか悩み抜いた上、行かないと決めていました。がしかし、ゴッホのヒマワリをはじめ英国・ロンドンナショナルギャラリーに収められている有数の作品が一堂に観られます。この機会を逃したら、この「ヒマワリ」は一生鑑賞できないかもしれません。最終日の前日になって行くことにしました。

 最終日の31日日曜日、午前九時からの開場少し前の8時45分に美術館に到着すると、既に100人ほどの方が並んでいました。コロナ対策で時間を指定しての入場になっていました。ただ、私の持つ招待券は時間指定ができないようになっていて、指定の方々の合間合間に入場できるとのことでした。ホームページを見ると場合によっては待つこともあると。開場までに待ち列はどんどん増えてきます。開場直前に200人は超えていたでしょうか。半面、招待券の列は私が一番先で、そのあとに3人ほど並んだだけでした。結局、開場5分前に時間指定の方がまず30人ほど入場し、その後、これもよくわからないのですが、20人ほどがまた別の列をなしていて、その方々が入場。そしてまた時間指定の方が30人ほど入場した後に、招待券の我々4人が入れました。

 結局入場できたのは100番以内の早さでした。展示は年代順に7つの展示室に分かれています。私の目指すバン・ゴッホのヒマワリは一番最後の第七展示室です。要領は分かっています。第一、第二展示室は私より先に入った100人弱の方々が、混雑も無くそれぞれ思いの絵を鑑賞されています。そんなのに目もくれず、一番奥の第七展示室迄早歩きで進みました。途中、第三展示室ぐらいでレンブラントの自画像があり、そこもまだ誰もいません。ちょっと心が動きましたが、それを振り切って、どんどんどんどん進みました。するとどうでしょう、第七展示室には人っ子一人いません。まずはモネの水連、ルノワールの劇場にて、ドガの踊り子、セザンヌのロザリオを持つ老女、ゴーガンの花瓶の花。どれもこれもを一人で誰に邪魔されること無く、存分に観賞しました。

 そして極めつけが、さらに奥の別室にこれだけで展示されていたビンセントバンゴッホのひまわりです。こちらは正面から、右から左から、少し離れて、はたまたかぶりつきのように近づいてと、3分ほどはじっくりと展示室を一人貸し切った状態で観ました。細かい筆致までをも。そこでやっとこさ私より少し年配の男性の方が一人いらっしゃいました。こちらはもうかなり観たので、その方も一人で誰をも気にせずご覧になりたいだろうと、譲って絵の前を離れました。

 そして入り口まで戻り、第一展示場から再度観覧をと思いましたが、やはりまたヒマワリが見たくなり、再び一番奥の第七展示場へ。すると、まだその男性一人がひまわりの前で鑑賞されています。印刷物を持っていて、たぶんそのヒマワリの解説が書かれているのでしょう。それを指でなぞるように読みながら、絵と見比べています。さらにはルーペまで持ち出して細部を見られています。美術関係の方なのでしょうね。そうこうしているうちに一人二人とお客様が寄ってきて、またヒマワリを離れ、再び、モネの水連のある部屋へ。そこでフランス印象派の絵画を堪能するように見て、再び第一展示場へ。しかし、もうこちらは混雑しきりです。コロナ禍のことを考え、第3展示場迄は見るのをあきらめ、まだ比較的すいていた第4展示場から再度見学しました。それも足早に。コロナ禍でなかったら、もっとゆっくり鑑賞したでしょうが、致し方ありません。

 本来のチケットは1700円するそうですが、こちらはご招待券でロハ。なのに3分間ゴッホのヒマワリを貸し切りで鑑賞できました。ネットオークションでこんな権利を出したら、どれほどの値段が付くんでしょうね。うん万円はくだらないんじゃないでしょうか。満足しきりです。ほんま行ってよかった。十分に楽しめました。ありがたい。

 実は数十年前に当社で、よくできた造花のヒマワリを扱うことになりました。その際つけた名前が「バンゴヒマワリ」。アメリカでホームステイ先のお母さんと美術の話をしていて、彼女がバンゴッホのことを、「バンゴ」と呼んでいるように聞こえました。それで、恐れ多くもゴッホのヒマワリのように存在感がる商品としてバンゴを冠にしました。

 ちなみに、絵画鑑賞が好きになったのは、30年ほど前にアメリカに4か月ほど語学とフラワーアレンジメント研修に出かけた時からです。語学研修先の大学がニューヨークからバスで一時間ほどのところにあり、週末にはニューヨークに出かけては観光していました。メトロポリタン美術館など様々な美術館や博物館にも足を運び、本物の名画を目のあたりにして、急に好きになりました。ゴッホのヒマワリも見ました。しかし、どの美術館で見たか、忘れてしまっていました。今回の展覧会で、ヒマワリが7つ描かれていて、アメリカではフィラデルフィア美術館に所蔵されているのを知りました。そうそう、留学の最後の2週間はボストン、シカゴ、ロサンジェルスなど観光で回りました。ロッキーの舞台になり、はたまたアメリカ独立宣言起草の場所だったことからフィラデルフィアに立ち寄っています。そこで見たんだと、思い出したというより、判明しました。

 写真は美術展で買ったクリアファイル。美術展のクリアファイルを集めるのが大好きです。今日の手紙は、ヒマワリ鑑賞の顛末記用になりました。本来の作品評は専門家の方のをご参照ください。あしからず。

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