みなさん こんにちは
昨年12月10日に南京の記憶をつなぐ集会2022「安全でなかった南京国際安全区」を大阪・ドーンセンターで開催しました。1937年の南京大虐殺事件で、命がけで中国の婦女子を日本兵から守ったアメリカ人宣教師ミニー・ヴォートリンを取り上げ、彼女らの懸命な努力にもかかわらず南京市内に設けられた国際安全区でさえ、虐殺・レイプの現場となった事実を参加者で共有しました。
まず、加害者、被害者双方の聴き取り調査で南京大虐殺の被害の実態を明らかにする一方、被害者の心のケアも続けている松岡環さんが講演。安全区内にあった金陵女子大学の程瑞芳さんの日記から、連日日本兵が避難している女性を連れだしたり、同女子大内で強姦している様子。日本兵の証言からは、安全区内の中国人男性を連行しては虐殺した事実を明らかにしました。
続いて日中戦争史の専門家、笠原十九司都留文科大学名誉教授のビデオメッセージ。捕虜を作らないという方針が虐殺を生んだ。南京陥落の入場式を早くしたいために、掃討が繰り広げられ過剰な殺害を起こした。3回で15000人の集団虐殺が行われた。などとひどい実態だったと。
中国・江蘇電視台が作成したドキュメンタリー映画「ミニー・ヴォートリン 南京よ、とこしえに」は日本初公開。同女子大の教師として、安全区の設立にも加わったミニー。婚約を破棄し南京に残ることを決意。日本兵に暴行を受けても中国人女性を守りました。しかし、南京事件以降、うつ病を発生。アメリカに帰国後55歳で自ら命を絶ちました。壮絶な生涯をたどる感動的な映像でした。
南京の記憶をつなぐ会は、毎年この時期に集会を開いていますが、今回の集会はこれまでのに比べてもとても充実した集会でした。しかし、新型コロナウイルス禍の中、参加者は少なめでした。
先日も書きましたが、中国ではこの南京大虐殺の記憶を国家でつないでいっています。しかし日本はどうでしょう。大虐殺が無かったと主張する人までいます。正しい歴史認識をお互い持ち合ってこそ、友好親善が生まれ、平和的な関係が築けます。軍備を拡大することが日本の安全を守ることにはなりません。これからも正しい歴史認識を次代に引き継いでいくために、活動を続けていきます。ご協力のほどよろしくお願いします。
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