えびす顔の造花卸売問屋元社長からの手紙

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5/3俊徳丸

2024年05月09日 16時10分00秒 | 劇・映画・音楽
 みなさん こんにちは 

 5月3日におおさか総がかり集会の匂いだけ嗅いで向かったのが、東大阪市民美術センターで開催中の「よろぼう少年、かなたの道をゆく 俊徳丸伝説であそぶ」展。東大阪出身の現代芸術家の中野裕介/パラモデルさんが、地元に伝わる俊徳丸伝説をモチーフに、プラレールや旗、光線を使って、タイトル通り「遊ぶ」美術展です。

 俊徳丸伝説は「八尾・高安の長者の息子俊徳丸が継母の呪いによって失明し乞食に身を落とすが、恋仲にあった娘・乙姫の助けで四天王寺の観音に祈願し病が癒える 」というあらすじです。能の謡曲、説話、浄瑠璃、歌舞伎、落語などにと入れられる中で、様々なストーリーができあがっています。

 この日は、琵琶奏者による演奏と語り、大阪生野の郷土史家足代健二郎さんらが出演するトークがありました。錦心流琵琶奏者の荻山泊山さんは、ネオンサインのような光線が流れる会場で、オリジナル書下ろしの新曲「俊徳丸」を語りながら演奏。俊徳丸の悲しさが伝わってきました。
 トークでは、「高安は、能のワキ方高安流の発祥の地、俊徳丸伝説を能に取り入れたのが全国に広がっていったんじゃないか」、「俊徳は元は『身毒』と書かれていた。身毒はインドを意味していて、(義母の策略で両目を失った)インドのクナラ大使伝説とも重なる」(足代健二郎さん)など、興味深い話が聞けました。
 
 同展は5月12日までやっています。おもろいですよ。無料です。詳しくはこちらをご覧ください。
 
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