みなさん こんにちは
先月9月の飛鳥史学文学講座は特別に二本立てでした。午前中は関西大学OBで鳥取県文化財局の濱田竜彦さんが、弥生時代の日本海交流の拠点として栄えた鳥取・青谷上寺地遺跡について、午後は作家の玉岡かおるさんが万葉人の大海原への挑戦を話しました。
青谷上寺地遺跡からは人数にして109体分の5300点以上に及ぶ人骨群が見つかり、頭蓋骨3点には脳が残っていて、日本最古の人間の脳の発見でした。狩猟、農工具、食器、玉、司祭具など出土品も多数で、紀元前4世紀ごろから700年にわたり交易とものづくりの拠点だったことが判明しています。今ごろは弥生時代は紀元前3世紀からではなく、紀元前10世紀ごろには始まったとされ、弥生期は約1000年間続いたと言われているそうです。これほど長きにわたっているため前期と後期では大きな差があり、前期から後期の人の営みがたどれるのはここだけだと。
DNA鑑定によると、この遺跡で発見された弥生人の遺骨は縄文人とは差がみられたが、現代人とほぼ近いと。一瞬驚きましたが、弥生以降、朝鮮半島からの流入はあったにしても原住民族の本質を変えるような出来事が起きていないのだから、当然と言えば当然なんでしょうね。
この講座は関西大学飛鳥文化研究所と明日香村教育委員会共催で、月一回、奈良・明日香村中央公民館で開かれていて、今月は16日(日)午後1時から同公民館で開催。関西大学文学部教授の長谷洋一さんが「奥高野・野迫川村の仏像」について話されます。
ご参加希望の方は司元にご連絡ください。
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