ジニのパズル

　福島のみなさん　こんにちは

　日本は国民主権の国なのに、例えば選挙で選ばれるとかでもいいのですが、国民に天皇になれる権利がありません。国民は法の下に平等で「社会的身分又は門地」によって差別されないのに、「天皇は天皇の子孫」しかなれません。天皇制は国民主権をないがしろにする差別的な制度です。とてもおかしいと思います。しかし世論調査などによると、おかしいと思っている国民はごく少数のようです。実際、家族や友人、知人と話をしていても、おかしいと言う方はほとんどいらっしゃいません。こちらの方がおかしいと言われます。

　天皇制をおかしく思っているから、同じように隣国の三代続く世襲統治もおかしいと思います。そしてその国に住んでいる多くの方も当然おかしく思っているだろう、隣国の住民の多くはその独裁政治に反対なのに党に抑え込まれていて反対の発言もできないでいる、と考えてしまいます。

　しかし日本で天皇制をおかしく思っている方々が少ないように、隣国でもこちらがおかしく思っていることをおかしく思わないでいる方がたくさんいて、それらの方々によって現体制が維持されている。そんなこともありうるのかなと考えてしまいます。

　崔実（チェシル）さんの「ジニのパズル」は、その体制への批判を公然と書いています。主人公ジニがしたのと同じようなことを、私が天皇制に反対してわが国で行いそれが公になったなら、私は命の危険にさらされるかもしれません。それほど重大な問題に勇気をもって切り込んでいます。

　是非ご一読ください。お薦めします。

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答えは風に吹かれている

　福島のみなさん　こんにちは

　一昨日12月15日の日経新聞朝刊の一面です。

　トップの記事は日立製作所などが受注した英国の原子力発電所建設に日本政府が1兆円の融資をするとのニュース。福島第一原発であれほどの放射能汚染漏れ事故を起こしているにもかかわらず、どうしてそんなに危ない原子力発電所に日本国が融資するのでしょうか。1兆円を使ってやるべきは脱原子力発電への代替エネルギー開発です。

　二番手のニュースはカジノ法成立。経済を優先してばくちを承認する。あきれます。

　左上のオスプレイ墜落事故の写真。マスコミの多くは「不時着」と表現しています。これほど大破してどこが不時着ですか。

　日本はどこへ向かっているのでしょうか。憂えている方の方が多いと思うのは間違っているのでしょうか。もし間違っていないなら、どうしてその民意を反映した方向に進まないのでしょうか。

　「答えは風に吹かれている」（ボブディラン）のでしょうか？

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来秋までしおりには困らず

　福島のみなさん　こんにちは

　そんな落ち葉で作った押し花が出来上がりました。色も形も大きさもまちまち。ほとんどが先月の京都・宇治の紅葉狩りの時のものです。一番左のひときわ大きな楓は先週の関東出張の帰りの東名高速・牧之原サービスエリアで拾ったの。ちょっと京都のとは違ってワイルドです。

　本を読むたびに違ったのをしおりとして使えば何と楽しいことでしょうか。これで来秋までのしおりには困りません。

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落ち葉も

　福島のみなさん　こんにちは

　糞土師・伊沢正名さんのように野糞はできませんが、これくらいならやった方がいいというのがあります。

　地域の公園清掃、特に秋には落ち葉がいっぱいで、掃き集めてビニール袋に入れてごみ収集にだします。すると落ち葉は市の焼却場で焼かれて二酸化炭素になってしまいます。それをごみ収集に出さずに木の根元とか、花壇のように仕切られたところにまとめておけば、土に帰って腐葉土になります。それこそ糞ではありませんが、空中の炭素を土に戻してくれた上、微生物も育つでしょう。

　そんな風にできればいいんですが。

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ケープコートさんが閉店

　福島のみなさん　こんにちは

　大阪・八尾の外環状線沿いにあるカフェレストラン「ケープコート」さん。年三回の昼食を食べながらの個人面談で一番よく使わさせてもらっています。今月初めから始まった冬のボーナス支給前の面談で訪ねると、なじみのウエイトレスさんが「今月28日で締めるんです」と。

　ほんまに「えっ」と驚きました。オーナーシェフが作る日替わりランチは、毎回趣向を凝らしていて絶品。ご飯増量ＯＫ、スープも飲み放題。ドリンクバーをつけても税込一人1010円のお手頃です。お昼時はとてもはやっているように見えるのにどうしてなんでしょう。詳しくは分かりませんが、「シェフが遠くから通っていて、通勤が大変。厨房の器機が老朽化していて替えるのにたくさんのお金がかかる」とか。

　写真はお昼に頂いた日替わりランチ「ハンバーグに白身魚のフライ、照り焼きチキン」。さらにドリンクバーのマンゴティーもおいしい。

　

　そのごちそうを頂けるのもあと数回。先月にはこちらもよくお世話になった讃岐製麺さんも閉店されています。　寂しくなります。

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ねっとりまろやかコクがあるチーズ状の物は？

　福島のみなさん　こんにちは

　「無味無臭、チーズのようにねっとりまろやかコクがありおいしい」

　何を食べた感想かわかるでしょうか。170日間土に埋めた人糞のお味です。先日ある会合で糞土師・伊沢正名さんのお話を聴いてきました。伊沢さんは野糞で自らの糞を自然に帰すことで環境保護を進めようとされている写真家です。ポリシーは「うんこは崇高」。

　「人糞は消化吸収できなかった栄養がたっぷり残り他の生物にとってごちそう。うんこを自然に返す野糞は奪った命を多くの生き物に返す人間として最も崇高な行為」

　苔やキノコなどの自然を対象にした写真家の一方、野糞の効用を訴えて全国で講演活動を続けられています。自らもすでに13000回の野糞を重ねていると。こうじて、うんこを『試食』するまでに。

　日本の都会のし尿処理はうんこを燃やしてコンクリートで固めているそうです。それを自然に戻すと植物や微生物、昆虫、動物のエサになる。苔が生えれば炭素を酸素に変える。自然環境に良いのは間違いありません。

　そうは言われても、温水便座もついた水洗トイレになれた今の生活を捨て、不便を甘受する勇気はありません。仰ることはよくよく分るし賛同もするのですが。

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吹き溜まりも紅葉なら

　福島のみなさん　こんにちは

　その三室戸寺だったと思います。一本の楓の木の根元、ちょうど吹き溜まりになっているんでしょう。そこだけがもみじで覆われていました。これがごみの吹き溜まりなら情緒もなにもありません。紅葉だと風情を感じます。

　こちらは興聖寺の琴坂だったでしょうか。参道の石垣の縁に苔が生え、そこに赤、オレンジ、黄色の紅葉がちょこんと乗っかっています。緑との対比がとても美しい。これも紅葉だからこその趣です。

　

　勝手なもんですね。

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もみじで染めた平等院

　福島のみなさん　こんにちは

　最後に訪れた平等院、その鳳凰堂は極楽浄土の宮殿をモデルにしたと言われています。三室戸寺、興聖寺に比べ、さすがに１０円玉の絵柄になっているだけに多くの観光客が。海外からの方も多数いらっしゃいました。京都までほど近い大阪に住んでいるので、子供のころから勘定すると４、５回は訪れているでしょうか。修復が終わり化粧直しされた鳳凰堂が、「綺麗すぎる」と思ってしまいました。。

　雨にぬれ鮮やかな緑の芝にもみじが散りばめられ、雨粒が落ちる沈んだ緑の池へと続いています。その奥に荘厳とたたずむ鳳凰堂。お堂の紅（くれない）は紅葉（もみじ）を染料にしたに違いありません。極楽浄土とはまさしくこんな景色なんでしょう。

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傘もみじ

　福島のみなさん　こんにちは

　京・宇治の紅葉の名所を散策していると、いつの間にか傘に紅葉がへばりつき、ビニール傘のワンポイントに。風流でんな。

　写真は一緒に散策した友人Ｋさんの傘。

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水たまりに育む苔

　福島のみなさん　こんにちは

　その興聖寺の本堂の屋根からお庭の苔に雨だれがポツリポツリと落ちています。その部分だけ苔が沈み込んで水たまりに。
　天気になると十分に水を取り込んだ苔がさらに伸びるんでしょうね。命の恵みを感じます。

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世界記憶遺産と南京大虐殺

　福島のみなさん　こんにちは

　南京大虐殺被害者の映像証言や中国の研究者からの話を聞く「世界記憶遺産と南京大虐殺」が12月10日（土）午後1時半から、大阪のＰＬＰ会館（地下鉄扇町4番出口から駅徒歩3分）で開かれます。南京大虐殺６０カ年大阪実行委員会主催。

　南京大虐殺で祖父を日本軍に刺殺され、自身も刺傷した夏ルイロンさんが「姑娘（クーニャン）探しを手伝わされた、強姦された女性たち、虐殺された大勢の人たち」の様子を映像で証言します。南京大虐殺記念館名誉館長の朱成山さんが来日、「隣の国の市民とこちらの国の市民がつながりあう中で平和を」と訴えます。

　参加費は８００円。問い合わせは０８０-３８２２-０４０４へ。歴史の真実を次代に伝えることが平和につながります。出張中で参加できませんが、ぜひご参加を。

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百日紅の古木

　福島のみなさん　こんにちは

　その興聖寺の内庭には百日紅（さるすべり）が植わっていて、こちらは夏場から初秋にかけて美しい紅の花を見せます。その一本。どうして命を保っているのか疑ってしまう古木の先にちゃんと花の名残を残しています。きっとこの夏も美しい花を咲かせたのでしょう。

　この花を見るだけでも、来夏にはもう一度足を運ばないと。

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空虚な安倍首相真珠湾訪問

　アジアのみなさんこんにちは

　12月の関東出張二日目、東京都内のお客様回りを終え浅草橋の定宿に戻ってほっとしていると、見るとはなしにつけていたテレビから気になるニュースが流れてきました。

　「安倍晋三首相が米ハワイを２６、２７両日に訪れてオバマ米大統領と会談し、ともに真珠湾攻撃の犠牲者を慰霊する」。

　あってはならない戦争の犠牲になった方々を日米双方で慰霊するのは、とても大事なことです。しかし、安倍さんが真珠湾を訪問する前に行くべきところは、中国の南京であり、朝鮮半島、そして日本が侵略したアジア諸国です。それなくして、ＮＨＫニュースで流れた安倍首相のインタビューテロップ「アジア太平洋地域　世界の平和と繁栄のためにともに汗を流してきた」は空虚でしかありません。

　久々の一日二度の便りです。

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琴坂の紅トンネルは早すぎて

　福島のみなさん　こんにちは

　その三室戸寺の次に足を運んだのは興聖寺です。道元禅師が初開場した古刹です。こちらも高浜虚子が、

　「琴坂の紅葉ふみ行く老いの杖」

　と詠んだ紅葉の名所。

　山門へと続く緩い上り坂の両脇の木々がもみじのトンネルになるのでしょう。少し早かったようです。今頃が見ごろかもしれません。

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黄金になる蓮

　福島のみなさん　こんにちは

　その三室戸寺の本堂の人口池に植わる蓮が枯れ果てて林立していました。黄金に紅葉しています。背景の紅と対比が鮮やかです。

　夏場に美しいピンクを見せびらかした蓮は、秋になると黄金に輝くんですね。お仏壇に飾られている金蓮を思い浮かべました。

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