トット・ベーネ日記

いよいよ75歳に突入、人生を楽しむのに定年無し。日常的に心に留めておく三原則を 動く。楽しむ。そしてぼちぼちと。

今日の農作業(2010.2.9)

2010-02-10 | 今日の農作業
①  堆肥の搬入

 一番田舎の直営牧場長浦牧場の堆肥センターからダンプカーを借りて搬入し、一部を春野菜用のほ場に散布しました。







 H.Mさんから頂いた花の苗(ガザニアとシャクナゲ)を植えました。開花が楽しみです。
訂正 花の名前がポピーとシャクヤクでした。H・Mさんなんとなく聞いていてすみませんでした。




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ソバを極める話し

2010-02-10 | 篠原そば
 購入した電動石臼 

 トット・ベーネで購入した電動石臼はヨーロッパ製。選定した理由は、①玄そばは、殻付のままでも挽ける。一旦粗挽きした後殻の部分を扇風機やドライヤー等で飛ばし、残った実の部分をもう一度石臼で挽けば、 ほぼ丸実だけを挽いたような状態の粉が取れるし、殻入りの田舎ソバもできる。② 石が非常に硬いため、白米のような硬い原料の製粉にも適しており、石臼の命である溝が摩耗しない。また、金属粉砕機よりも熱の上昇を抑えることができ、製品を使っているソバ屋の評判も「格別な味や香りを楽しむことができる」ということなど上々であったこと。が主な購入理由です。

ちょっとコメント

① 食通のみなさんは、蕎麦を製粉するとき、熱が大敵であることをご存知だと思います。
 機械で製粉すると、熱が発生して、その熱で蕎麦の風味が消し飛んでしまうことも、ご存 知と思います。
② 自家製粉をする場合、玄蕎麦(ゲンソバ)から製粉する方法と丸抜き蕎麦からする方法が あります。抜き実の方法は、インペラ(渦巻ポンプの羽根車)と呼ばれる箇所で玄蕎麦を 壁にぶつけた衝撃で脱皮させます。

 トットベーネの電動石臼と篩



 少しここでソバの勉強したことを

① 玄蕎麦(蕎麦の実)の構成は、外側から、外皮(ソバガラ)、種皮(甘皮)、胚乳、 胚芽となる。
  外皮(ソバガラ)―枕の材料。
  種皮(甘皮)―繊維質で蕎麦の風味、粘りを出す。
  胚乳―でんぷん質でつるっとした口当たりを出す。

② 抜き実(ソバ殻をとること)した蕎麦を製粉すると、粉になりやすい内側から挽かれて 行くので、最初の粉を一番粉、次に出た粉を二番粉、次に出た粉を三番粉等と分けてい  く。(実際はもっと細かいらしい。)
 □ 更級粉(御膳粉)
  胚乳の部分(真っ白)だけを 粉にした物で、これ専用の挽き方が有るらしい。
  「御膳そば」や「更科そば」はこれを使ったもので、風味や甘みが無い。
  茶蕎麦や柚切りなど、変わりそばにうってつけ。
 □ 一番粉
  胚乳の部分に多少の甘皮が入り、 甘みや、つるっとした喉越しが得られる。
  粘りは殆どなく製麺に技術を要する。
 □ 二番粉・三番粉
  このあたりが香りが強く歯ごたえがあり、蕎麦独特の「あく」のあるうま味を
  得られるが、つるっとした喉越しは得られない。
 □ 全粒粉
  白、黒を取り分けず、挽かれた物全部をブレンド したもの。
 □ ブレンド粉
  これらの粉をブレンドして作る、いろんな色のソバ粉がある。
 ● 挽き方
  ◆ ロール挽きー高速製粉機で挽かれた物。
  ◆ 石臼挽き ー石臼の方が製粉時に圧力がかからず、密閉された中で製粉されるため   そば粉の 品質はよいが、製粉機の能力が低く、高価なそば粉になる。
   ※他に挽いた粉を篩にかける時の絹網の目の大きさ等により、様々なそば粉ができあ    がる。

こうしてできるいろんなソバ



従姉の自家産ソバを製粉した時の様子











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