



10月10日は勝手にトットの日としています。因みにトット・ベーネはスローフードの発祥の地のイタリア語で「とてもいいよ。」という意味の言葉。丁度蕎麦の花も満開の千白花の日だし、花見もできてよか記念日です。
トットの日に因んでちょっと一言。TPP交渉で自民党議員は現地で記者団に対しコメ、麦、牛・豚肉などの重要農産品5分野についても、関税撤廃の可否を検討すると表明しました。昔から農業はコメなどを作って美しい日本を作ってきたもの、農産物は輸入できても自然環境は輸入できないので、TPPの締結は本当にしたが良いのかこの頃疑問になってきました。
某メディアでは「ある国ではFTAで貿易が拡大し、大企業の競争力は強くなるかもしれないが、その一方で地域の多様性や独自性は薄れ、すべての富がその国の大都市に集中する可能性が高くなり、そして、その大都市すら競争が飽和状態になって、若い人の目は海外に向いています。いい大学を出るだけではダメだから、いい就職、いい収入を得るために自国を脱出して、海外で職場を見つける。そのためにも英語はできて当たり前というのが最近の傾向です。近い将来、日本も同じような状況になる可能性があると指摘されています。
また、「今、日本が参加しようとしているTPPも、社会にそうした傾向をもたらすはずです。日本は市場規模が大きく、内需だけでも十分に食ってゆけるのに、なぜ好きこのんでTPPを進めるのか? 「このままでは外国に後れを取る」という日本人もいるようですが、現実としてFTAをやっている国自身は疲れているし、疑問も感じているのに……」グローバル化は、言い換えれば競争相手が世界中に広がること。勝ち組は今以上に勝ち、負け組はより悲惨に……。現在の日本の“格差社会”は、まだまだ序の口かもしれないと指摘されていましたが私もそのような気がします。