今日の１句

春の地震忘れ給ふな奥の道

昨日で一カ月を過ぎた大地震ですがいろいろ考えさせられます。その中であの芭蕉さんが歩いた「奥のほそみち」の所は大丈夫だったのでしょうかという懸念があります。損なわれた名所も少なからずあると思います。きっと芭蕉さんも悲しんでいることでしょう。この地震と並行するように「写真で歩く奥の細道」久富哲夫著者、三省堂、が出版されました。その中にはすばらしい東北の写真がたくさん入っていてとても読みやすく引きこまれてしまいます。美しいみちのくはそのまま残っていてとても貴重な作品だと思います。こんな時期だからこそ是非お勧めします。月日がたってもけして忘れてはいけない出来事と我々は肝に銘じてこれからも復興を祈りたいと思います。3年前山刀伐峠を歩いた時お世話になった案内人の方が心配でハガキを書いたのですが返事がきません。ご無事を祈るばかりです。