今日の１句

まだ未練残して庭の蝉時雨　　　つゆ草

立秋に入ったとは言え、まだ残暑厳しい日が続いていますね。昨日の夕がた、今までほとんど聞かなかった蝉の声が、突然の様に私の部屋の前の木にやってきて、それはそれはビックリする程の声で鳴き出しました。蝉しぐれをこんな間近で聞くなんて、まるで、林の中に居る様な心地でした。蝉は７月の季語なのですが、きっと、姉の甲状腺を心配してやまぬ私を励ましに、蝉がきてくれた・・と思い、思わず１句です。いつもの事ながら、楽しい後には又、胸が痛む日々がきて、感傷的になっているこの頃なのです。