今日の１句

八月を和紙にしたため亡母想ふ　　つゆ草

お盆が来ました。今さらの様に亡き母が恋しく、母だったらこんな時何て言うだろうか・・とか、どんな顔するだろうか・・とか、特に困った事が生じた時はそんな風に想っています。１６日には故郷のお寺で御施餓鬼会があるというので、姉と行って来る予定なのですが、体調がいまだ悪い姉に今年は欠席したらとすすめても、亡き母を思ってか強引にも行くと言って聞きません。ご先祖様を大事にする、尊い姉なのです。私には真似出来ません。

夕べ暑くて眠れず、何度も寝がえりを打つ中で、幽かに虫の声を聞きました。でもまだこんなに暑いのだから虫の声など聞こえる筈もないですよね。でも本当に耳を澄ますと、チチチともリリリとも鳴いているのです。蝉の寝言かな・・とも思ったのですが、何だか幽かな秋の気配を感じる事が出来た、夜中２時の事でした。