これが私の生きる道

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東野圭吾「容疑者Xの献身」を読んで

2005年11月10日 19時19分44秒 | 読書
 大学の助教授である湯川教授が事件の真相を
暴いていくといういささか非現実的な話です。

 今回はこの湯川教授の大学時代の同級生で
高校の数学教師の石神がこしらえたトリックを解いていくのが
話の中心です。
 数学ものといえば「博士の愛した数式」が有名ですが
読んでもさっぱりわからなかったので、この作品も不安でしたが
そんなに難しい話は出てこなかったのでよかったです。

 石神のとった行動に対しては様々な考え方があると思いますが
自分は概ね賛成できる行動でした。
大体本当の天才は常人と同じような思考回路なわけはなく
とんでもないことをしてもそれがおかしい行動にはならないですよね。
 そういったことを差し引いても、石神の「献身」ぶりは
なかなか感動させられます。

 登場人物で美里っていう子はいい子だけど靖子はどうもな・・・
まぁ現実の世界ではみんなこの人みたいなのかもしれませんけど
小説の人物として登場すると、
この恩知らずめ、って感じちゃいますね。

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