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小泉今日子@ビルボード東京―Kyoko Koizumi 30th Anniversary Tour 2012―

2012年09月06日 15時47分05秒 | 音楽
ビルボード東京の会員期限が5月に迫り、
連絡しない限り、自動更新されるシステムで
更新しようか迷っていて
そうこうしている内に更新されていて
まぁいいか、って思っていた矢先に
この公演の情報を知りました。

アイドル時代も特にファンでもなかったし
チケットの価格も8900円と中々の値段だったもので
直前まで取るかどうか迷いましたが
仕事が休みだったとか様々な条件が重なり
取ることにしました。

取るとなったらできるだけいい番号を取得したくなるのは当然の性で
今までの教訓を踏まえ、整理番号5番といういい番号が取れました。
もちろん3階自由席で、カジュアルシートとは2000円の差がありますが
せっかくビルボード東京でライブを楽しむなら
絶対にサービスエリアにするべきです。
カジュアルシートに昔からのファンっぽい人が多数おられましたが
そういう人こそサービスエリアにすべきだし
その為にここの会員になる位の気概がほしいものです。
(別にビルボードの回し者ではありません)

1stステージが押したようで、開場は10分ほど遅れました。
整理番号を呼ばれて通路で待っていると
5周年記念のボードが掛かっていて
そこに一青さんのサインを発見。
すかさず携帯で撮影しましたが
写真のようなしょぼい画像になってしまいました。

真ん中の席は埋まってしまっていたので
演奏者の人たちが目の前を通っていくのを見越して
1番前のテーブルのステージ上手側の端の席にしました。
同じテーブルにはカップルが座って
いかにも六本木が似合いそうな
ちょい悪オヤジ風の人が目の前でした。

端っこの席なのでスピーカーも目の前にあり
音楽性そのものを楽しむのに適しているとはいいがたく
しかもギターの人の足元に置いてあるセットリスト表が丸見えで
そのちょい悪オヤジが「最初は夜明けのMEWで・・・」とか
連れの女の人に話しているのが聞こえてくるものだから
大ファンだったら顰蹙ものでした。
しかしそれだけステージが近い(というか普通に手をおける距離)わけで
贅沢言っても仕方ありません。

そうこうしている内に暗転して
バックバンドの人が入場してきて
ちょっと間をおいてキョンキョンの登場です。
なんか週刊誌で「引きこもりで3日間風呂も入らず激太り」という記事が出たらしく
MCであんなの嘘と笑っていましたが
もちろん太ってもいないし綺麗な姿でした。

セットリスト

1.★夜明けのMEW
2.★木枯しに抱かれて
3.★MY SWEET HOME
4.あたしのロリポップ
5.今年最後のシャーベット
6.100%
7.★優しい雨
8.この涙の谷間
9.Fade Out
10.CDJ
11.★ヤマトナデシコ七変化~素敵なラブリーボーイ~半分少女~私の16才
~★艶姿ナミダ娘~★渚のハイカラ人魚
12.★なんてったってアイドル
~E.C
13.★あなたに会えてよかった
14.★The Stardust Memory
15.★学園天国

以上がセットリストで、前に★が付いている曲は
自分が聴きたかった曲です。
見ていただけたら分かる通り、
いわゆる「小泉今日子といえばこの曲」というものばかりの
ベスト的選曲でした。
MCでノンフィクションという番組で舟木一夫が
もう人前で歌うのは止めようと決めて
ステージに上がったときに
その時のお客さんたちが温かく迎えてくれて
「お客さんあっての自分。ならば彼らのために歌を歌い続けるべきではないか?」
と考え直して一生歌い続けていくことを誓ったのを見て
自分と共通するものがあったらしく
それを踏まえてのこの選曲になったと思います。

当時、彼女の曲で一番好きだったのが
「渚のハイカラ人形」で
でも曲調事体、アイドルが歌うもので
まず歌ってくれないと半ば諦めていただけに
イントロが流れてきたときは
かなりテンションが上がりました。
同じような理由で「ヤマトナデシコ七変化」「艶姿ナミダ娘」も
そうとう意外だったし、
本編最後の「なんてったってアイドル」のときは
ビルボード東京とは思えないほどの大盛り上がりでした。

そんな盛り上がりのまま、本編が終了し茫然としていましたが
再入場のときに意を決して手を伸ばしたら
ハイタッチしてくれました、
これもサービスステージの醍醐味です。
アンコール1曲目は小林武史作曲の「あなたに会えてよかった」で
これも聴きたかった曲でしみじみ聴き入りました。
最後は「The Stardust Memory」で、こちらも彼女の代表的な1曲で
本当に至れり尽くせりのセットリストでした。

見るともなく見えてしまったセットリスト表でもそれで最後だったので
スタンディングオベーションをしていると
「これは飛び道具なんだけど」とまさかの「学園天国」で
「ヘイヘイヘイ、ヘイヘー」の掛け声に会場も大声援で
この曲だけで2000円の価値は確実にありました。
どうも最終日の最終ステージだったこのときだけのサービスだったらしく
やっぱりビルボードは2ndステージじゃないとダメだなぁと思いました。

最後に「小泉今日子、46歳、バツイチ、独身!(笑) 
また来年もここでみなさんに会えるように、いい仕事して、頑張ります!」と
ステージを降りてきました。
もう「学園天国」でテンション上がりまくっていたので
今度は躊躇なく手を伸ばして
しっかり握手してもらいました。

キョンキョンってピンクレディ、松田聖子と並んで
名前そのものがアイドルのブランドみたいなもので
あまり親近感がわくタイプではなかったんですけど
このライブでその認識は一変して大ファンになりました。
正直、この前同場所で行われた一青さんのステージの数倍は良かったですね、
やっぱりお客さん本位で進められたライブは楽しいです。
行く前は料金も高いし、どうかなぁって心配でしたけど
それを上回る価値が確実にあるステージでした。

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