これが私の生きる道

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映画「イノセント・ガーデン」

2013年06月01日 19時00分52秒 | 映画
何だか最近妙に映画を観たくなっているようで
今日も映画の日というタイミングで
映画館に行ってきました。
新宿でも上映館がありましたが
シネコンじゃなくて観辛そうなので
ユナイテッドシネマ浦和という映画館にしました。

ここは浦和パルコの中にあるビルコンで
映像や音響、椅子の座り心地などトップクラスの映画館です。
映画の日なんで混んでいるかと事前に予約していきましたが
それほど混んでいませんでした。
建物の外観からは映画館があるようことは分かりづらいので
あまり知られていないのかもしれません。

上映までの待ち時間は
パルコでウィンドーショッピングできて
更に上階には市の図書館まで併設されているので
この建物内だけで完結できます。
問題は自転車で45分も掛かるところです。


あらすじ:
外の世界を遮断するように建てられた、
大きな屋敷に暮らしている少女インディア・ストーカー(ミア・ワシコウスカ)。
自身の誕生日に、愛していた父親が交通事故で帰らぬ人となってしまう。
彼女は、母(ニコール・キッドマン)と葬儀に参列すると、
そこへ行方がわからなくなっていた叔父のチャーリー(マシュー・グード)が
突如として姿を現わす。
彼と屋敷で暮らすことになるが、
それを発端にしてインディアの周囲で不可解な現象が頻発するようになる。

今日観たのは「イノセント・ガーデン」という映画で
ジャンルでいうとサスペンスです。
観たいと思ったきっかけは、パク・チャヌクの監督作品ということです。
この監督の撮った「オールド・ボーイ」という作品が
これまた衝撃的な内容で、その次の「親切なクムジャさん」も好きな映画です。
そんなわけで期待していたわけですが
正直イマイチでした。

インディアという少女が己の本質に覚醒するまでを描いているのですが
特にどんでん返し的なこともなく
これから先が面白くなっていきそうなのに、
というところで終わってしますのがもったいないです。
まず覚醒した後のインディアがサイコパスになって
次々と人を殺していく、という内容の映画を先に見せてから
何でこんな人物になってしまったかという
インディア・ビギニングとして上映したら
また違った感想をもてたかもしれません。

パク監督が脚本を書いたわけではないようで
人間の普段は目を逸らしたくなるようないやらしさみたいなものが
あまりなかったです。
なので殺人場面もあまり嫌な気分にならないのも
物足りないといえばそうです。

叔父(インディアの父の弟)のチャーリーもサイコパスで
彼の兄のリチャードがそれを危惧して
娘のインディアに将来チャーリーを殺させるように
狩り(銃)の技術を教えていたんじゃないか、と深読みしてみましたが
それなら初めから自分で弟を始末した方がいいか、と
自分の娘を犯罪者にしたいとは普通思いませんしね。

ちなみに原題は「ストーカー」ですが
いわゆる異性に付き纏うそれではなくて
インディアの姓名です。(インディア・ストーカーという役名です。)
なので「ストーカー一族」という風にもとれるので
その血族を描いているというのもあながち間違いではないかもしれません。

一番面白いと思ったところは
インディアが同級生に襲われたところを
チャーリーに助けられて、結果その同級生は殺されてしまうんですが
死体を片付けた後にシャワーを浴びて
泣いているので後悔しているのかと思いきや
自慰行為をして快楽でむせび泣いていた、っていう
そこはかなり意表をつかれました。

もしかしたらもっと違う見方があるのかもしれませんが
ちょっと自分にはそこまでピンときませんでした。

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