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ねこ背は治る

2012年03月15日 20時27分49秒 | 読書
パソコンをやり始めてから、姿勢が悪くなっているらしく
肩や腰を凝ることが増えて、
たまにストレッチしても
違和感が消えることはありませんでした。

そんなある日、本屋さんで「ねこ背は治る!」という本が
平積みになっているのを見かけ、
でも長時間立ち読みするのも疲れる位なので
家に帰ってその本のことをamazonで調べたら
結構、評価が良かったので
図書館で予約しました。

この手の本には珍しく予約数も二桁を超えていて
人気があるみたいです。
その本が先頃、貸出可能になり、早速読んでみました。
著者は現役の整体師で
「呼吸」と「ねこ背」と「腕」と「足」の4つの章からなります。

まず一番の目当てだった「ねこ背」ですが
これが本当に効果的でした。
今までも姿勢が悪くならないように
胸を張ったり、背骨を伸ばしたりしていましたが
結局、疲れてきたり、意識しないときにはそれも元に戻ってしまっていました。
身体は楽な方に自然と流れてしまうので
しょうがないことだそうです。

そもそもその考え方が根本的に間違っていて
立っているときの重心に問題がありました。
ひざをついて立っているときに
姿勢が良くなるのは、重心が取れているからで
足の太い骨に上半身の力が掛かっているので
安定します。
それを立っているときにでも同様にするには
足の裏の重心の位置を、かかとの内側にもってくると
自然と姿勢がよくなります。

はじめは眉唾ものでしたが実践してみると
これが驚くほど姿勢が安定しました。
立ったままでも上半身の力を脱力できて
腰の痛みもだいぶなくなってきました。
座っているときも考え方は一緒で
骨盤に重心をかけるといいのですが
こちらは少し難しいです。

「呼吸」は現代人は呼吸が浅くなっているらしく
十分な酸素が供給されないと様々な場面で
障害が出てきます。
一般的には腹式呼吸がいい、というイメージがあると思いますが
これも胸式呼吸と腹式呼吸を一緒に行うのがいいみたいです。
腹式呼吸も単にお腹を膨らませるのではなく
横隔膜を押し下げるイメージで
結果的にお腹が膨らむそうです。

また肺は、肩から横隔膜の上まで
厚みもお腹から背中まであるイメージで呼吸すると
より深い呼吸ができるようになるということで
こちらもやってみましたが、
これは長年きちんとしていなかった影響か
結構難しく、逆に苦しくなってきます。
気管支ぜんそくの診断のときも
肺活量が少ないって言われたし
確実に衰えているようです。

「腕」は脇の下までが腕ではなく
肩甲骨までが腕の付け根で
腕を上げるときや物を持つときなど
肩甲骨の部分を意識して動かすと
少しの力でも楽になるようになります。
「足」も股の付け根までではなく
鳩尾の辺りまでが足だと意識すると
歩くのも速くなります。

どれも道具は必要なく、効果が実感できやすいので
おススメです。


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