オクトシティー正直村

おかしいな?変だな?と思った事を綴った駄文

満員電車の世相

2011年09月20日 | Weblog
週に1回は自宅から職場まで通勤している。

 通常満員電車になる。その中で暇に任せて人物観察をしている。基本的には自分のことしか考えないで行動している人と、周囲の他人のことを思いやりながら行動している人に区分される。頭にくるのが前者である。こんなヤツとは絶対一緒に仕事したくないとか、こんなヤツと関係したくない、友達にも知人にもなりたくないと思うこと仕切りである。たぶん、相手はそんなこと微塵にも気にしていないだろう。気にしていないから傍若無人な行動ができるのであろう。是非周囲の人はそのような気持ちで接していることを気づいて欲しいと思う。気づいていないことが惨めで可哀想に思えてならない。

娘の結婚相手を決める時、一緒に満員電車に乗ってみたいと思ったりする。

 いっぺんに本性が判るのではないかと思う。満員電車の中にいてそう思うこと仕切りである。当然、自分のことしか考えないような行動を取る人間を見てて、絶対娘の結婚相手にはしたくないと思う。結局は、典型的な都会人である。たぶん体力がないのであろう。我慢できないようであるし、楽することばかりを考えている。いかに楽するかが行動の基準のようである。そのためには他人はどうでもいいと思っているし、外見も世間体も粋も美しさも眼中にない。現代の日本ではこれを「効率的」「合理的」と言うのだろうが、なんか違うような気がする。我慢するところに価値があり、自己の人格を主張するには自己の体面を堅持する「我慢」が必要だと思う。周囲の状況に流されている自分にもはや人格はない。

私はつり革にも手すりにもつかまらないで立つことを通勤時の楽しみにしている。

 まるでバスが、電車が、サーフボードやスケートボードに乗っている気分で楽しむことができる。これを楽しんでいるうちに気づいたことがある。つり革や手すりにつかまっている人と自分で立っている人の動きが反対なのである。つり革や手すりに身をゆだねている人は車体の動きに連動しているが、自分で自立しようとすると、車両が右に曲がると左に、止まろうとする時は後ろへ動く。そして、身をゆだねている人とぶつかるのである。別にこれでどうのこうの言うつもりはないが、自分の意見を通そうとする時の感じに似ているのにあらためて再認識した次第である。

日本の国の外交も同じような気がする。

 国家として自立しようとすると自立的に行動する必要がある。これは周囲の状況にあわせて行動することとは反対になる。周囲の状況にあわせようとばかりしていると自立的なことが皆無になって、自己を喪失してしまう。当然周囲からは理解されないし、信用もされない。何をしようとしているか解らないし、周囲の状況や相手国の状況によってコロコロ国是が変わるので何を基本として対応すればいいのかが解らなくなる。外交の基本は単純に肯定か否定である。その度合いはいろいろあるが基本姿勢は貫らぬかなければならないと思う。その貫く部分が周囲の国家とを識別できる特性であり個性だと思う。

日本人は周囲の人を思いやり世間体を気にする民族だった。

 それなのに、西洋から個人主義の思想が入り込んで、これを気にしない風潮がはびこってしまったようである。それでは、西洋はどうかと言うと、個人主義とは言え、前提は他人を尊重することを主体として社会生活が成り立っている。反対に他人を考慮に入れないととんでもないことに発展する危険性と背中合わせの中で社会生活が行われている。他人は信用できない存在であり、同胞ではないのである。島国日本の単一民族の同胞意識とは異なるのである。そんな個人主義だけを取り込んで、自己中心主義的な考えを展開することは間違っていると私は大いに主張する。本来であれば満員電車での無礼な行動については西洋では徹底的に非難されるはずであるが、日本では誰も非難しない。

3.11以降乗客の手荷物が大きくなった。

 何を入れているんだろうと思うほど、大きな荷物を持っている人が増加した。その荷物で身体をグイグイと押し付けてくる。張本人は押し付けている意識はないようである。だから困ってしまう。ちょっとは考えて欲しいものである。男の人も女の人も同じである。少しだけでいいので周囲の人の迷惑に気を使ってもらいたいと思う。昔の日本には思いやりの心を示す風習がたくさんあった。と言うことは、他人を思いやる心がたっぷりあったはずである。是非この心を取り戻してもらいたい。せめて外国人に負けないくらいの国民性は発揮してもらいたいものである。

コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 一事が万事の効用 | トップ | 不安、恐怖、怒りの状態で盲... »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

Weblog」カテゴリの最新記事