オクトシティー正直村

おかしいな?変だな?と思った事を綴った駄文

効率的に生きようよ。

2012年02月01日 | Weblog
この頃モラルを前面に出して、行動を規制する場面を多く見る。

 日本人はまじめな国民性だからモラルに対して無防備に従ってしまう。その中には理不尽なものが散見される。例えば、ゴミの分別収集である。そこまで完全に分別する必要があるのだろうかと怠け者の私は疑問に思うこと仕切りである。是非分別収集した結果の効果を広報してもらいたいものである。ゴミの処理は7割が収集にかかる費用であると言う。そうであれば各家庭からのごみ収集方法を複雑にすれば収集費用はかさむばかりである。全てを分別することなく収集して、収集したゴミをまとめて分別する方法を追求したほうがどう考えても効率的だと思う。

昨年経験した節電も疑問に思うこと仕切りである。
 
 国民のモラルに問いかけるやり方は何とも前時代的だ。日本人の生真面目な性格から全員が一致協力して節電に努めたが、本来は国家が政治的に対策すべきことが多かったはずである。その部分は何とも不甲斐ない。節電しない人は非国民とでも言われそうな雰囲気だが、個人としては、節電しようとしまいと自由なはずである。自由な個人が節電せざるを得ない条件と環境を国が提示して必要な節電が達成されるのが普通ではないだろうか。それをモラルだけに問いかけて実現しようとする姿勢は政治の無策を国民に押し付けているに等しい。国として電力不足を解消するために具体的な対策は何なのかが明確にされることはなかった。

エコキャップという活動も疑問である。

 ペットボトルのキャップを集めるとその売り上げが開発途上国の援助になると言う活動であるが、集めたはいいが、その送料に売り上げ以上の費用がかかると言う。それであれば、最初から集める手間と送料を発展途上国のために活用したほうがいい。一体何を目的にして活動しているんだろうと思う。「損得勘定は関係ない、援助しようという心が大切だ」と思っているんだろうが、それにしても、あまりにお粗末で、もっと考えるべきだろうと思う。別にこの活動を否定するつもりもないし、やらないよりもやったほうがましで、何らかの援助にはなっているのだろうが、効率を考えると疑問に思うこと仕切りである。

ODAも効率が悪い。

 日本政府はODAの毎年の金額を成果として内外に喧伝しているが、実際にどれほどの効果があったのかの検証はなされていない。過去のODAの結果がどうなっているのかも定かでない。確かにODAの恩恵に預かる側としては、大歓迎であるが、どのような恩恵を受けるのかの具体的な効果は不明確のままである。効果的なODAは金額の多寡だけでなく、この資金を元に有効な事業を立ち上げ普及する努力が必要であり、そのための人材の投入も必要である。やっつけ仕事で予算を消化する姿勢では無駄そのものであり、やっつけ仕事を担当する一部の業者の食い物になっている。

国内の労働環境も効率が悪い。

 もっと自由にしたらどうだろう。必要な人を採用して必要でない人は解雇できる環境が必要である。当然企業としては自由な雇用環境を望んでいる。これに対して国がへんてこな規制を強制するために、雇用環境は悪化するばかりである。若者が就職活動に苦労しているのは、高齢世代が不必要に居残っているためである。必要でない高齢者を解雇できない規制がある。反対に、派遣労働者を採用することに対してもいろいろな制限を設けている。外国人労働者に対しても規制が設けられている。どうして自由な労働環境が実現できないんだろうと疑問に思う。自由に任せれば本来あるべき姿に落ち着くし、国の規制をするのは最小限であるべきだろう。

原子力発電の将来も何だか不透明だ。

 少なくとも、直ちに原子力発電をなくしてしまうことは現実的でない。将来的に削減しようとするのなら、原子力に頼らない発電方法を具体的に現実化してから削減をソフトランディングで実行しなければならない。原子力発電に対しても、感情的に拒絶するのではなく、技術的にどこまで安全性が確保され、具体的な安全基準をどこに設定するかを冷静に判断しなければならない。場合によっては人智を結集して原子力を科学技術でコントロールして安全を確保することも考えなければならない。今回の事故は科学技術の最善を尽くしたわけではなく、人為的な経済的な利益を考慮した結果に過ぎない。まだ改善の余地は十分にある。

いろんなことに対して、もう少し、柔軟に対応すべきである。

 グローバル化を目指すなら、世界に眼を向けて世界の常識で効率化を図らなければグローバル化には対応できない。意外と日本は内向的で保守的である。別に世界の標準が一方的に素晴らしいとは思わないが、世界にも眼を向けて世界の常識も取り入れて日本の進むべき方向を模索しなければならない。日本人は優秀で正しい方向さえ示せばちゃんとしっかりと素晴らしい成果を残してくれる。その際、必要なのは効率化であろう。無駄をなくして効率化を図ることは日本人の得意とする分野である。しっかりとした課題さえ与えられれば全力を尽くして努力することは間違いない。日本人の優秀性を期待したい。

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