オクトシティー正直村

おかしいな?変だな?と思った事を綴った駄文

解かっているつもりの弊害

2023年12月31日 | Weblog
政治の世界で政治資金パーティーが問題になっている。

 メディアでは政治資金収支報告書に記載しているかいないかが問題視されているが、記載されていようといまいと、集めた政治資金の使い道そのものがいい加減であり、集めた政治資金を政党が所属議員に配分した使い道もいい加減なものである。国の予算で配分されたものではないので、使い道はやり放題である。集めた政治資金は現金であるので、何に使おうと勝手であり、そこにうまみがあるのだろう。政治家もそれを知っていてその現金にたかっているのだろう。

私は、政治家はこの政治資金その物がいかがわしいと感じていると思っている。

 本人は理解はしているが、これを客観的に認識することができなくなっている状況だと思う。自分自身の行動を客観的に認識することを先延ばしにしているのではないかと思う。結局は目先の欲求を満たすために、本来の大きな目的・目標を忘れて目の前の欲求充足を優先して飛びついてしまっているのだと思う。悪いことをすれば将来悪い結果が待っているのは明白な事実である。まさに今の状況がそのものだと思う。

政治家として恥ずかしいと思う。

 優秀な子供は目の前の欲求充足を我慢して、もっと大きな目的・目標に向かって努力する。そんな子供にも劣る政治家の能力である。知識があることが優秀である証ではない。どんなに頭が良くても、そこからの向上能力があるかどうかがもっと必要な能力である。知識の習得は時間とともに蓄積されるが、油断すると周囲の者に追い抜かれることになる。追い抜かれないためにはさらなる向上能力が試されるのである。

自分の認知行動を振り返って現状を把握して問題点を見出す能力が必要である。

 本当に理解しているのか、まずいところはないか、解からないところはどこか、解決法は何か、他の方法はないか、手順が間違っていないか、何が間違っているか、なぜ間違ったのか、などを振り返ってみる必要がある。これを見過ごしていると、問題があっても気づくことができず、危機感も持てず、不適切なやり方を続けて、改善されることはない。これがずっと続いていたのが政治資金の周辺ではないだろうか。いまさら何をと思っている。

こんな人達に優秀な成果を望むのは無理である。

 小学校からやり直さなければならない。いったい自分が何をやっているのか、何を目的・目標にしているのか、果たして成果はあったのか、どこまで達成したのか、努力の方向は間違っていないのか、現状はどうなっていてやり方は間違っていないか、などといったことを常に認識し振り返って反省し改善していることが重要である。天才はこれらの能力を持っていた人達である。政治家に天才は求めないが、国民の代表であれば、少しは天才の爪垢でも煎じて飲んでもらいたいし、小学生くらいの能力は持っていて欲しいものである。

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