新型コロナが猛威を振るっている。
未だに「新型」と言っていることにも不満がある。日本に蔓延しているコロナウィルスがまだ特定できていないのである。謎のまま「新型」と称して名無しの権兵衛になっている。英国由来の変異ウィルスが見つかったと言って騒いでいるが、日本のウィルスの正体は未だにわからないままである。敵を知らないで対策してもあまり効果はないような気がする。
PCR検査が重要視されているが、
PCR検査の基準検体はいったい何をもとにしているのだろう。まさか1年前に中国で発表されたDNA解析の結果を使っているわけではないだろう。その後日本でも変異したウィルスが多数存在すると思うが、細部はまるで明らかになっていない。英国でできるのだから日本でできないことはないはずである。それとも手を付けていないか、判っていても知らないふりをしているのか、想像の域を出ない。
新型コロナの特性として、
変異しやすいそうである。新型コロナが意思をもって人間に害を及ぼしているわけではない。人間から人間に感染するたびに少しずつ変異しているそうである。それほど不完全で原始的な性質を持っているようである。ほとんどの変異したものは環境に順応できなくて消滅するが、一部が強力な感染力を持ち爆発的な拡大が発生することとなる。原因を明確にするのは無意味で、ただの結果としてこのような状況が発生している。
ウィルスを媒介しているのは人間なのである。
マラリアは蚊で、ペストはネズミで、鳥インフルエンザは渡り鳥で、BSEは牛であったが、ウィルスは人間が媒介しているので厄介である。媒介者の人間を駆除するわけにはいかない。そうであれば、ウィルスそのものを駆除する方法を考えていかなければならないと思う。そのためにはどうしなければならないんだろうと悩むばかりであるが、素人である私には解決策は見いだせない。
例えば、日本の場合、感染者を0.01パーセントとすると、
この0.01パーセントの感染者の対策をきっちりとやることが感染拡大の近道だと思う。これが1パーセント、10パーセントと増大してゆくと対策が困難になってゆく。人口が多ければ多いほど感染者数が増大していって対策ができなくなるのである。反対に言うと、今のうちに対策しなければ「感染爆発」となる。感染者は次の複数の感染者に伝搬してゆく。最終的には核分裂反応のような様相を呈する。こうなっては止めようがない。
今政府がやっていることは、
0.01パーセントの感染者が対象ではなく、残りの感染していない99.99パーセントの国民に感染予防対策を呼び掛けている。これも一つのやり方かもしれないが、極めて効率が悪いと思う。しかも政府の言うところの経済的なダメージも大きすぎる。感染が落ち着けば経済も回復するのである。要はコロナそのものを撲滅する方策を考えた方が効率的なのである。「誤るな 敵はコロナだ 人じゃない」と声を大にして言いたい。
ただし、自然の摂理は素晴らしいもので、
コロナウィルスも宿主を滅ぼしてしまっては自分達も生き残れない。DNAにどのような情報が記録されているかは知らないが、そのための対応が残されているのだろう。もともとの宿主はコウモリのようだが、このコウモリと共生しながら存在し続けてきたのだろう。そう考えると人類を全滅させるようなことはないであろう。自然に調和して終息してゆくのだろう。その前の過激な変化を緩和して乗り越えなければならない。
感染者が出たら徹底して調査すべきである。
科学技術を駆使して、時には警察の捜査権を駆使して、調べ上げる必要があり、調査結果に基づいて徹底的な対策をすべきである。保健所任せでは不十分だろう。新型ウィルス対策で罰則を強化してもあまり意味はない。これまで培ってきた能力を最大限行使できる方法を考えるべきである。医療崩壊についても、一地方自治体に任せっぱなしではなく、全国レベルで相互に協力できる環境を整備すべきである。
従来の組織でもやれることはもっとたくさんあるはずである。
これを国が先導して采配を奮うべきなのである。使う予算もこのために使うべきで、経済対策の支援金や保障や損失補填をしても直接のコロナ対策にはならない。損失を埋め合わせて、借金の金額の数字が変わるだけで、経済効果も疑わしい。そこに予算を使うならもっと本来のコロナをやっつける対策に予算を投入すべきである。ワクチンでコロナが終息すると考えるのも信頼できるデータがなく眉唾物である。
国は何でも新規事業を打ち出すが、
これまで過去に築いてきた共有資産を有効利用することが重要だと思う、災害にしても感染症にしてもあまりにも組織の非常時に対する対応能力が低すぎると思う。それでもある程度の組織力はあるはずである。それぞれの組織の長はその組織力を最大限発揮できるように、英知を集めて、ただの精神力だけではなくて、国中が一丸となって予防だけではなくコロナと戦う気概を持って勇猛邁進してもらいたいと熱望する。
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