オクトシティー正直村

おかしいな?変だな?と思った事を綴った駄文

北朝鮮のミサイル発射再開

2019年05月12日 | Weblog
北朝鮮はまたもやミサイルの発射試験を再開した。

 これに関して、日本の国の対応が何かおかしい。米国の顔色伺いをしているようにしか見えない。米国がどのような反応を示すかを注視して、これに追随しようとしているようだ。確かに日米は安全保障条約の下で行動しているが、独立国の対応としては日本国独自の主張があってしかるべきである。米国は大陸間弾道弾を最も警戒していて、米国本土に到達する長距離ミサイルを北朝鮮が持つことに脅威を持っているが、日本はすでに北朝鮮のミサイル攻撃の射程内にとっくの昔から入っているし、いつでも攻撃可能な能力を保持している。

国を守るにあたって相手の意思は推測不可能である。

 また、意思は直ちに変更できる。そんな不確定なものを根拠に国防の根底を置いてはいけないのである。あくまで日本国の楽観的な憶測であるところの「まさか攻撃はしてこないだろう」では具体的な対策はいつまでたっても始まらない。国家間の協調をいくら確認してもこれも具体的な対策とはならない。いったい、日本国が攻撃された時、日本としてどうしようとしているのかが皆目見当もついていない。その時に泥縄で考えるのだろうか?

北朝鮮が日本国をミサイル攻撃できる能力を保持しているのなら、

 その能力に応じた対策が必要であろう。どこかの誰かさんが考えているのだろうと期待をもって安心しているけれども、その概要でさえ見えてこない。各国間の協調と情報交換と警戒の強化などしか出てこない。以前戦時中の空襲避難訓練のごとき訓練が実施されていたが、あんなことで安心が得られるとは到底思えない。ミサイルの破片が落下してくることから身を守ることはできるかもしれないが、ミサイルに弾頭が搭載された爆撃からはどう防護しようとしているのだろう。

北朝鮮の今回のミサイル発射は単なる実験であろう。

 世界の各国を刺激しないために飛翔距離は抑えてあるが、積載している燃料さえ調整すれば飛翔距離も調整できるし、発射角度を調整すれば弾道ミサイルにも変更できる。実戦能力を高めるために何等かの要素の飛翔試験を実施したのであろう。試験回数を増やせば増やすほど性能と能力は向上してゆく。このようなことを止めさせるのが国連決議ではなかったのだろうか。その国連決議さへ無視している。危険な状態と言える。

北朝鮮の国内事情もあるのだろう。

 金正恩の国内における権力を維持するための政策であるのかもしれないが、その政策がどの方向に向かうのかは予測できない。ただ敵対行為を繰り返しているのは間違いないだろうし、国際問題の解決手段としてミサイルを利用しているのも明確である。明確な意思判断は不可能ではあるが、兆候としては危険な方向に進んでいることは間違いなさそうである。日本国としては隣国で最も影響を受ける立場としてもっと現実的で具体的な対策が必要だろうし、まずはこの行為に対して独自の明確な意思表示や決意表明が必要なのだろう。

だからと言って好戦的になれと言っているのではない。

 北朝鮮からミサイル攻撃があった時、一体どうするんですかと問うているのである。この問題は避けて通ることはできないし、何らかの対策を講じておくべきだと思うことしきりである。どこかで対策を考えているのだとは思うけれども、一般市民には何も伝わってこない。攻撃を受けた時の被害予想さえ皆目見当がつかない。日本全土が崩壊してしまうのではないかとの被害妄想さえ深層心理にあり不安は増大するばかりである。北朝鮮に対する制裁だけで解決するとも思えない。第二次世界大戦で日本が国連の制裁に抗して国力が残っている段階で開戦に踏み切ったのは歴史的な事実である。

何も考えないで無視しているのも一つの考え方であろう。

 「触らぬ神に祟りなし」ということわざもある。災いを招く事柄には触れないことは人生の処世術で学んだことではあるが、国家の大事についてはそういうわけにはいかないだろう。「危機管理」「危機管理」と声高に叫んではいるが、「危機」そのものについて何も認識していないのは問題であるし、そのために具体的な対策もおろそかになっているのではないだろうか。すでに2000年ごろから日本は北朝鮮のミサイル攻撃の射程内にあるのである。しかも核開発も核実験も終了しているのである。大いに警鐘を鳴らしたい。

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