世の中で栄養学の話題があちこちで聞かれる。
タンパク質、炭水化物、油脂、ビタミン、ミネラル云々である。そしてこれらが不足するとエネルギー不足になったり、体を造ったり直したりができなくなったり、体の調子が悪くなったりすると警告を受ける。いかにもすべてが科学的に解明されていると言いたげな口調である。その栄養を補うためにいろいろな補助食品が出回っていたり、薬として処方されたりしている。私はこの風潮に疑問を呈する者である。
本当にすべてが解明されているのだろうか?
詳細についてはよく解らないのが本質でないかと思う。確かに主要なものは解明されているだろうが、いまだ不明の亜種もあるだろうし微量で分析できないものもあるだろうし、まだ見つかっていない栄養素もあるだろう。それらを無いことにして在ることだけで必要性を問いかけることは何か間違っている気がする。そして、人工的に製造されたものですべてが満たされるというのも眉唾に近い。
人間の身体に必要な栄養素は計り知れないほど大量にある。
必要なものはたとえ微量であっても必要なのである。それが何なのかは詳しくは解明されていない。そしてその微量のものが不足してゼロになると身体に変調をきたすのである。それが何なのかは誰も解らない。ただ、身体が変調をきたしているのは確かな事実である。いろいろな対処療法はあっても本質的な治療はできない。そんな訳の解らない病気をあちこちで見ることができるし、医者も栄養学の先生もお手上げである。
そして、医者や学者が忠告することは、
「好き嫌いをしないで、いろんな食物を万遍なく摂取しなさい」である。世の中にある種々多様な食物の中に病気の原因となる栄養素の不足を補う何者かがあるということである。下手な鉄砲も数打ちゃ当たる的な忠告であろうが、その通りだと思う。ところが人工的に製造されたものからこの栄養素を取ろうとしても可能性は低いし、やはり自然のものには負けてしまう。自然は偉大なのである。
ホルモン物質なるものは、
プールの水に一滴垂らすだけの濃度で身体に影響を及ぼすという。身体の仕組みは実に繊細にできている。科学の言うところの原理原則や方程式や分析結果とは程遠い次元で活動している。科学も有用ではあるだろうが万能ではない。そこのところをよく理解しておく必要がある。人間が作り上げたものですべてを解決しようとするのは横暴である。そういう意味で自然に生きるのが一番であり、過去のこれまで通りの自然を残してゆくこそ重要なことなのである。
私が留意していることは
どうすれば万遍なく栄養素が取れるかである。心掛けていることは、肉、魚、野菜、油、卵、芋、豆、海藻、果物、乳製品という10種類の食品を10日で必ず摂取するということである。少量でもいいのである。ゼロでなければいいと自分に言い聞かせて無理をしないようにしている。そのために長続きしている気がする。やはり不足するのは芋、豆、海藻である。気を付けていないと欠落してしまう。「油」が栄養素にあるのも象徴的である。良質のオリーブオイルやごま油や米油を摂取するように心がけている。
海に大地に空に自然は溢れている。
海から大地から空からもたらされる栄養素は不思議にあふれている。解らないことばかりである。しかしながら我々生物を生かし続けている。その大切さを十分に認識する必要があるし、それら自然のものを沢山摂り入れて我々は生きていかなければならないのである。我々人間は何を勘違いしているのだろう。自然のものは医療薬にもサプリメントにも科学的な化合物にも勝るものなのである。そんなものに頼らないでまずは身の回りにある自然のものから摂取することから始めなさいと言いたい。
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