オクトシティー正直村

おかしいな?変だな?と思った事を綴った駄文

関節鼠か?関節炎か?

2007年10月15日 | Weblog

左膝の激痛で入院した。

 とにかく、膝を曲げて足を持ち上げれない。歩くには伸ばしたまま引き上げて歩くしかない。平らな所を歩くにも痛いし、もちろん階段や段差は想像もつかないくらい苦痛を伴うし重労働だ。平らな道路でも微妙に右に傾斜していて左足に荷重がかかる。ゴルフで言うところの右足下がりである。そんなちょっとした起伏や傾斜でも気になる。身体障害者の普段での生活の不自由さが良く解る。月曜日は無理して何とか通勤したが火曜日は激痛で歩くことも困難で結局そのまま入院した。

実は、前日に近くの病院に受診した。

 診断結果は遊離飛翔いわゆる関節ネズミだと言われた。関節の骨が欠けて米粒大の異物が関節内を動き回り悪さをして痛むという面白い病気だ。関節内をネズミが駆けずり回るということから関節ネズミという病名になったそうである。安静にしていれば落ち着くということだったが、症状が改善されない場合は関節を切開して異物を取り出す手術をしなければならないそうだ。結局湿布薬をもらってびっこを引きながら帰宅した。

入院して早速車椅子である。

 車椅子は便利である。初心者マークでもすぐに乗りこなせるようになった。旋回もバックも面白いように決まるし、痛いのも忘れて病院の渡り廊下を全力でこいでみた。パラリンピックの選手になった気分である。病室では邪魔になるので松葉杖を使った。これまた 生まれて初めての経験である。床が滑ってケガをする人が多いので看護婦(師?)さんに慎重に歩くよう注意された。

入院してすぐはベッドに寝るのにも苦労した。

 左足がベッドに乗せられない。右足で左かかと下を支えながら痛みをこらえてやっと乗せられる。何せ靴やサンダルを脱ぐのも苦労する。寝てる間も左膝がズキズキ痛んで眠れない。レントゲンと血液検査を受けて結果を待ったが、どうやら関節ネズミではなさそうである。今朝は膝に腫れと発熱があり、関節の動きには問題なく、レントゲンの結果も異常ない。血液検査はコレステロールがちょっと高いが外は何も問題ない。尿酸値も正常範囲である。

結局原因不明であるが、症状としてはリウマチか痛風である。

 関節の機能に問題なく、手術の必要もないということで一安心した。やはり、関節にメスを入れるのには抵抗があるし後遺症が心配だ。内視鏡を使った関節鏡視下手術というのがあって切開しなくても済む場合があるらしいが、それでも不安である。信条として身体に医者の手を加えること自体が気に入らない。できれば自分の自然治癒力で治したいと思っている。

入院初日は両方の松葉杖を使い、

 その日の夜は眠れたので次の日の午前中は松葉杖片方だけでも歩ける、というか一本の方が歩き易い。要は、左側の膝を伸ばしたまま歩けば痛みはない。そして、午後は少し痛いが、松葉杖なしで歩けるようになった。看護師さんは驚いた表情をしていた。2日目の夜はある位置にすると痛みがなく眠れることを発見、1日目よりも熟睡できた。そして3日目は痛みをちょっと我慢すれば膝を最後まで曲げれるようになった。ただし、下肢を持ち上げる動作をすると痛みが少し走る。しかし、普通に歩くことができるようになった。

そして、4日目で退院できるようになった。

 あとは、通院でOKだそうである。最終的に再度精密検査をして異状がなく痛みがなくなれば晴れて完治である。たぶん、感じとしては通風かリウマチの症状だと思う。老化のために関節にサビが生じたようである。食事療法と節酒を指導されるだろう。そして、引き続き定期的な検査が必要であろう。運動が原因でないことは医師に確認したので、これからも続けて行きたいと思う。

今日は退院の日である。

 今まではシャワーだけだったが、昨夜は浴槽にゆっくり浸かって入浴したら全身の血行が良くなったのか膝が随分楽になった。少し腫れと発熱は残っているが、ほぼ完治である。あとは原因を探求することになる。後日再度通院して精密検査を受ける。関節の機能障害か成人病か明らかにして対策しなければならない。現在のところ成人病の可能性が高い。また、その方が対策が容易である。良かった、良かった。

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