宇ゐの里山徒然記

町屋暮らしの後、2013年10月北山杉の里、右京区京北町に移り住みました。
周辺の紹介と暮らしの事など綴ります。

半巾帯のススメ。。。

2005年12月07日 | きもの・着付け
久々に着物のこと。
先日『随心院』にも着物を着ていったのだが
その際に半巾帯を結んだ。

文庫結びはさすがに(汗)無理があるため
“桃山”(呼び名は色々あるらしいが)という蝶々結びからのアレンジで簡単に。
       
    ↑これはトルソに着せたもの 


私は基本的に夏はゆかたではなく薄物を着ているため
この冬場の方がむしろ半巾帯で出かけることが多い。
理由は『簡単』の一言につきる。
       ←これも半巾帯で。

半巾帯といっても綿素材よりやはり仕事がら正絹物を使う。
御召や紬の着物を着る際に結ぶので出先を選ばなくていい。
しかも半巾帯を締めているのにちゃんと帯締めと帯揚げを掛けてしまう。
そうすると前から見た限りでは半巾帯か袋帯かの区別がつかないのがミソ。
イベントで目上の方に会ったりや打合せ先へも
これでほとんど通っている 

以前から着付けの大変さの相談はよく受けていたのだが
やはり着物より帯結びが難しいようである。
美しいお太鼓姿”で出かけられるようになる為にはかなりの慣れが必要だし
“かなり慣れる”為に出掛ける機会をつくることがこれまた難題なのだ。

着付け習いたての方に多いのは
自分の着付けで外をあるいて大丈夫だろうか・・・
という不安もあるのだろう。

でも私がいつも言うのは『着たモン勝ち!』ということ
少々のズレ(極端なのはダメですが)なんて実際におかしいと思う人はほとんどいないし、着物に関してはコーディネートは今やほとんどOKという部分もあるような気がする。
『おっ着物着てる!』のパワーはすごいのである。

半巾帯に話を戻すとまだまだ“カジュアル”の域は超えてないようだが
実際に着る方の身になると“お太鼓じゃなきゃだめかなぁ?”と思う場が多々ある。
業界の内部ではさすがに半巾帯は普段着であるという定義が強いが
この意識自体が着物を普及するのに障害にはなっていないだろうか。。。

とにかく着物で出掛けようよ!
ということを声高らかに言うのに着付けの簡単さは必須アイテムにはならないだろうか?
お太鼓を結べる人だけのファッションになってしまった着物。
ゆかたがこれだけ普及しているのは半巾帯の存在が大きいように思うのだが。。。




           ここをρ゛(・・*)プチ オネガイシマス
コメント (7)
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