
’22年5月1日 雨の比叡山へ。大書院前の昭和天皇、上皇上皇后行幸記念碑
1928年(昭和3)の秋、昭和天皇のご大典記念と比叡山開創1150年の記念事業として建築。
昭和天皇は昭和51年行幸。
上皇上皇后は2007年平成19年行幸。
当時の天台ジャーナルは31年振りに天皇の行幸を得た比叡山側の欣喜雀躍 振りを伝えていて興味深い。

2019年6月4日 それまでの”今上天皇皇后両陛下行幸" 記念碑と入れ替えられたばかりの”上皇上皇后両陛下行幸”記念碑。
皇族身位令(明治43年皇室令第2号)第一章 班位第一条 皇族ノ班位ハ左ノ順序ニ依ル
第一 皇后
第二 太皇太后
第三 皇太后
第四 皇太子
第五 皇太子妃
第六 皇太孫
第七 皇太孫妃
第八 親王親王妃内親王王王妃女王第二条 親王王ノ班位ハ皇位継承ノ順序ニ従フ内親王女王ノ班位亦之ニ準ス
2 前項ノ規定ニ依リ同順位ニ在ル者ハ男ヲ先ニシ女ヲ後ニス第三条 親王妃王妃ノ班位ハ夫ニ次ク内親王女王ニシテ親王妃王妃タル者亦同シ第四条 故皇太子ノ妃ノ班位ハ皇太子妃ニ次キ故皇太孫ノ妃ノ班位ハ皇太孫妃ニ次ク
2 親王王ノ寡妃ノ班位ハ旧ニ依ル第五条 摂政タル親王内親王王女王ノ班位ハ皇太孫妃ニ次キ故皇太孫ノ妃アルトキハ之ニ次ク第六条 皇太子皇太孫皇位継承ノ順序ヲ換ヘラレタルトキハ其ノ班位ハ皇太孫妃ニ次キ故皇太孫ノ妃アルトキハ之ニ次キ摂政タル親王内親王王女王アルトキハ之ニ次ク
2 親王王皇位継承ノ順序ヲ換ヘラレタルトキハ其ノ班位ハ旧ニ依ル第七条 従来ノ宣下親王ハ其ノ宣下セラレタル順序ニ依リ王ノ上ニ列ス
皇室令及附属法令廃止ノ件(昭和22年5月2日皇室令第12号)により、1947年(昭和22年)5月2日限りで廃止された後も皇室の慣例として残っている。
皇室身位令を元に現在の皇室の身位を検証してみました。
・天皇は皇族ではない。
・第一~第七 と 第八は一線を画す。
(天皇の娘は内親王なので第八に含まれる。)
・特例法によって天皇、皇族両方の扱いを受ける上皇は天皇以下皇族以上と解釈できる。
平成二十九年法律第六十三号
天皇の退位等に関する皇室典範特例法
第三条前条の規定により退位した天皇は、上皇とする。
2 上皇の敬称は、陛下とする。
3 上皇の身分に関する事項の登録、喪儀及び陵墓については、天皇の例による。
4 上皇に関しては、前二項に規定する事項を除き、皇室典範(第二条、第二十八条第二項及び第三項並びに第三十条第二項を除く。)に定める事項については、皇族の例による。
第四条 上皇の后は、上皇后とする。
2 上皇后に関しては、皇室典範に定める事項については、皇太后の例による。*皇室典範第二条は皇位継承に関わる条項で上皇は皇位継承順位から離れる。第二十八条、第三十条は皇室会議に関わるもので条項は皇室会議に参加しない。*皇室典範が定める皇太后第五条 皇后、太皇太后、皇太后、親王、親王妃、内親王、王、王妃及び女王を皇族とする。第十七条 摂政は、左の順序により、成年に達した皇族が、これに就任する。一 皇太子又は皇太孫
二 親王及び王
三 皇后
四 皇太后
五 太皇太后
六 内親王及び女王
『身位令』による令和の皇族の順位
男 女
天皇 (1)皇后
上皇 (2)上皇后
1皇嗣 (3)皇嗣妃
―――此処まで第七条(除く天皇)
以下第八条―――
2悠仁親王 (悠仁親王妃)
(4)愛子内親王
(5)佳子内親王
3常陸宮 (6)常陸宮妃
(三笠宮崇仁親王) (7)三笠宮崇仁親王妃
(三笠宮寛仁親王} (8)三笠宮寛仁親王妃
(9)彬子女王
(10)瑤子女王
(高円宮憲仁親王) (11)高円宮憲仁親王妃
(12)承子女王
1,2,3は皇位継承順位
(1)~(12)は女性皇族の順位。
😇 よくあるQ
Q天皇家の愛子さまは皇后雅子さまの次ではないの?
A愛子さまは内親王ですので第八条の規定が適用されます。
ただし、内親王のtopです。
Q内親王topの愛子さまと悠仁殿下ではどちらが上位?
A皇位継承順位第2位の悠仁殿下は第八条で規定される親王のtopです。
親王>内親王ですから、悠仁殿下が上位です。
Q常陸宮妃華子さまより佳子さまが上位なのは何故?
親王妃>内親王では?
A内親王女王の身位が皇位継承順位に準拠するからです。
つまり、皇位継承順位第一位の皇嗣殿下の娘である佳子さまは、皇位継承順位第三位常陸宮の妃である華子さまより上になります。
以下、三笠宮家高円宮家も同じです。
親王妃>内親王 といえば、悠仁殿下が妃をお迎えになれば、愛子内親王は悠仁親王妃より下になります。(^_-)
そうなったら愛子さまを持ち上げているかたは大変ねー。お気の毒。
私の理解で合っていると思われますが、間違いを論、あるいは証拠をもってご指摘いただければ幸いです。
ところで


😇 世の中には「悠仁殿下の狩衣の文様は”秋篠宮の紋章”、徳仁殿下狩衣の文様は菊のご紋」
と文様の違いをあげつらい・・挙げ句


着袴の儀。細長の文様が「菊」なのは、天皇の娘の証と、悠仁殿下を蔑む者がいるが、

天皇の娘 紀宮さまの文様は菊か?わっはっは。
愛子さまの菊の文様も可愛らしいが解りやすい可愛らしさでやや通俗的。
紀宮様の若松の文様のほうがいかにも皇女らしく、格調高くていいなあ。
この模様を着こなしていらっしゃる紀宮さまはさすがです。