※今日の写真のまいすは全部亡骸ですので、嫌な人は見ないでね。
もう10日前のことですが、12月11日に、大蔵大仏で有名な妙法寺の動物霊園で、
まいすを荼毘に付しました。
う~に~は朝亡くなったので、翌日の午後にお葬式をしましたが、
まいすが亡くなったのは夕方で、それもそばにいたわけではないので、
翌日送り出すには気持ちの整理がつけられずにいました。
その翌日に出勤できる自信もありませんでした。
職場に電話して2日間の休暇を取り、さんざん迷った挙句、
1日目は家でずっと一緒に過ごすことにしました。
そして2日目の午前中に送り出すことに。
お寺さんに電話すると、希望どおりの10時の予約が取れました。
まいすを亡くした翌日は何をする気にもなれず、布団も敷きっぱなしで、
何度もまいすに寄り添って寝ました。
ごめんね、生きている間に一緒に寝ればよかったね、と心の中で何度も謝りながら。
いつまで経っても生きているみたいに艶々な毛並みを、何度も何度も撫でました。
いつもこうして一緒に寝ていたよね。まいすの小さな手をむにむにするのが大好きでした。
この日は食欲もなく、何を食べたかも憶えていません。
ダンナがパンか何か買いに行ったんだっけ。
私は、ただただまいすを見つめて触っては、「何で死んじゃったんだろう」と言って
泣いていた気がします。
それしか言葉が出てきませんでした。
二晩めは、まいすをお気に入りのベッドに寝かせて、それを布団に置いて
抱きかかえるようにして寝ました。
寝ると言ってもよく眠れず、何度も目が覚めては、まいすに触りました。
早朝目が覚めた私は、まいすを見つめながら、まいすへの気持ちを手紙にして、
ブログに綴りました。
それから、まいすをベッドごといろんな場所に運んで、写真を撮りました。
まいすが好きだった2階の窓辺、ベランダ、台所の座椅子等々・・・
う~に~にはこんなことできなかった。
小さい身体ならではですね。
好きだった日の当たる窓辺。
ベランダのストッカーの上にも乗っていました。
お寺に着いて、棺にまいすを入れるとき、係の人に「まだ若いんですか?」と聞かれました。
「いいえ、もう15歳くらいで」と答えると、毛艶がいいことに驚かれました。
まいすの毛はそれほどに、到底腎不全とは思えないほどに、脱水もなくピカピカだったのです。
痩せてもいなかったし。
本当に、こんな状態で何で死んじゃったんだろう、とまた同じことを考えてしまうのでした。
棺に入れたのはおもちゃや爪とぎ、フード。
まいすは何かに抱きつくのが好きだったので、オモチャのネズミを抱かせてあげました。
本当は私の首を抱いて寝るのが一番好きだけど、私が棺に入るわけにいかないからね。
入れるもんなら入りたいけど。
う~に~の時は、生肉やアイスまで入れて、天国に持たせるものでいっぱいになったのに、
まいすには入れてあげるものがあまりなくて、何だか寂しい感じに。
だけどその余白は、お花でいっぱいになりました。
お花に埋もれちゃったまいす。
う~に~と同じ個別立会葬なので、火葬の前にお坊さんがお経をあげてくれます。
実は「まいす」とは「売僧」と書いて、インチキ坊主みたいな意味がありまして、
お坊さんが「○○家~愛猫~まいす~」と唱えるたびに、なんだか申し訳ないような気分に
なったのでした(苦笑)。
遺影は今年の春、満開の桜の下をカートでお散歩した時の写真です。
まいすが珍しく、きりっと凛々しく写っています(笑)。
最後に触れたまいちゃんのお顔。
最期の顔は、何となくちょっと照れたような、だけど幸せそうな顔にも見えました。
最後まで、いつも可愛かったね、まいす。
目がなくたって、歯がなくたって、私には世界一可愛い猫だよ。
まいすを炉に送って部屋を出た時、お寺で飼われているまいす似の猫が迎えてくれました。
その名もマイケル。同じまいちゃん!女子だそうですが(笑)
とても人懐こくて、ニャ~ンと可愛い声で鳴いてすり寄ってくれて。
抱っこされてもおとなしくじっとして、張り裂けそうだった私の心が、少し和みました。
思わず笑顔にもなりました。動物の力ってすごい。
こうして私の可愛いまいすは、煙になって天に昇っていきました。
今は小さなお骨になったまいす、大好きなう~に~の隣りに並んでいます。
お供えを置くスペースがなくなって、う~に~は機嫌が悪いかも知れない(笑)。
こんなにお花をもらって、まいすもビックリしているかもね。