ヒロ 「なんだなんだ、どうした?!」
ミカ 「いや…お前ら根性あるよなって思って」
ウイミオ 「??」
おそらく大多数の人がウイたちと同様に「ほわっ?」ってなってると思うので補足しておきますと
「ミカの家族に乾杯13」に対する「返礼」です
味わってみて初めて解る他人の痛み
ってことでミカの家族に乾杯13で落ち込むミカを励ましてくれた二人ですが、ここにきてようやく「こいつらもそれなりに辛かったんだろうなあ」と、
初めて二人の胸のうちを読んだミカが、せめてものお返しとして「円陣組みたいなら付き合ってやるか」、っていう感じです
しかし!
ミカはいわゆる無菌室で純粋培養されるかのごとく育ったお坊ちゃまなので、
初めての「友達できない子」や「仕事ができない子」という評価に酷く打たれ弱いことになっていますが、
ヒロとミオはそもそも周りから「ぼっち」だの「できない子」だのガンガン言われて育ってますからね
ミカ程には痛手は受けていませんよね
てことでまだまだミカの読みは甘いんですが、それでもちょっとした進歩を挟んでおきました
まあできるできないは何が正しいっていうこともないので、単純に自分が何に対して痛手を受けるか、ですよね
ミカは「仕事ができない子」って言われる方が激しく痛い模様
これは、対人に関しては解ってもらえる人にだけ解ってもらえばいい、という立ち位置のミカだからです
対人関係というあやふやなものに対して、仕事関係は、はっきりと成果が出るものなので
誰の目から見ても出来の良し悪しが明らか、という世界での低評価には耐えられない感じ(だから滅茶苦茶優秀さを己に課す)
ミオとヒロは「仕事ができない子」って言われても「はいできないです(ミオ)」「いや次はうまくやる(ヒロ)」
ってなるので、どっちかっていうと「友達できない子」の方が痛手かな?痛手っていうより率先して逃げる、って感じかな
まあとにかく自分の弱みには冷静に向き合って自分はどうしてそこに弱いのか?を導き出すことが成長の第一歩!
そういうわけで
とにかくミカに痛手を受けてもらうために、お爺ちゃんとお母さんのダブルパンチが必要だ!と思ったので
当初の予定では1本の話だったものを、2本に分けました
そもそもは「会見の儀式」とかいう場面はなく、
1、お爺ちゃんとのお茶会中にお母さんに呼び出されウイたちの素性を尋ねられる
2、ウイたちとの関係を突かれて、藪蛇的にミカの下町モードの下品な振る舞いがばれて、こっぴどく叱られる
3、対面のため(ウイたちは上流階級とも付きあうに足る人物だという証明)だけに舞踏会を開く
という単純な流れだったんですが、お母さんを鬼婆設定からちょっと物分かりの良い人にしてしまったので
ヒステリックに舞踏会までもっていくことができず、じゃあミカの精神面から話を進めよう、と考えあぐね
ミカが尊敬しているお爺ちゃんにズバッと切ってもらったら早いんじゃない?!ということになり
お茶会の後に強引に「会見の儀式」を挿入しました
そのせいで会見の儀式とその後の母の呼び出しとが目的が同じでちょっとくどい感じにはなってしまったのですが
なんとかミカに重ねてダメージを与えることができ、意外とこっち方面に打たれ弱いな、ということも解って
話は後半戦につなげられそうです
雑草根性、上等

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