晴耕雨読を綴る。

3.11から考え方を変えた。液状化と直下型地震に脅える日々。自然の驚異を感じながらも、共生と調和を求めていく!

トヨタ車のフロアマットによる事故とは?

2010-01-06 18:43:32 | 注目の話題

 私も同様の経験をしたことがある。トヨタ車ではなく三菱の車だったが、高速道路に入るやいなや、エンジンの回転が上がり確か6,000回転のままの状態になった。当然エンジンはうなり、スピードは上がる。必死にブレーキを踏んだが止まるどころではなかった。おまけに渋滞に巻き込まれ、前の車は高級車ベンツであった。一時は事故もやむなしと覚悟を決めたが事故防止のため、あらゆる操作を試みてみた。

 今回の例のごとく、フロアマットが被っているのではないかと右手で確認し、ついでにアクセルペダルを手で戻してみたがアクセルの問題ではないようだった。エンジン回転は上がったまま、下がる気配は無かった。ブレーキを目いっぱい踏んでいるが、止まることはできなかった。それほどの回転数なのである。万事休すである。

 最後の手段、自分の車は壊れても他人の車を傷つけるわけには行かない。ましてや前はベンツだ。慌てふためいていたが、最後の手段を講じる気持ちの余裕があったのかもしれない。さてどうしたと思いますか?

 私が取った手段は、ギアをニュートラルへぶち落としたのだ。ほんとにたたくようにレバーを戻してやった。勿論エンジンがどうあろうと駆動輪に伝わるわけは無い。ブレーキも当たり前に利いてくれた。その後エンジンは、正常回転に戻ってくれた。ありがたかった。しかし、その間5分程度だったと思うのだが、恐怖と不安と精神的なショックは大きかった。

 今から14~5年前の話しであるが、実際に経験した事実である。即刻ディーラーに話しをしたが原因はわからずじまいであった。

 私の推測であるが、コンピューターの誤作動であったように思っている。今の車は本当に怖い。私の場合免許を取って50年、走行距離も何十万キロにも及ぶ、いわば超ベテランと思っている。したがって冷静に対処できたと思っているが、5年や10年の経験者では適切な対応はできないはずである。ただただ何が起こったのか、全く対処もできないまま事故につながってしまっているような気がしてならない。

 但し、日産車等はブレ-キ優先のシステムを取り入れているようでブレーキ操作をすればアクセルは自然に戻る安全機構がついているとのことであった。

 エンジン回転が上がってしまいスピードが出てしまうようなことに遭遇した場合、「シフトレバーをニュートラルへ戻してやること」これを覚えておくといいと思う。オートマチック車で慣れ親しんでしまった運転者は基本の基を忘れてしまっている。お互いもしもの時のための安全について考えておくことも必要に思う出来事である。