歯槽膿漏の治療は、一般の歯医者ではやってくれない。やってもらったためしがない。大学病院にでもいかない限り無理なお話である。ところがアメリカでは、歯茎を切り裂いて本格的な治療を受けることができる。完璧に治療してくれるそうだ。歯並びも審美術もお手の物、お望みしだいでやってくれるという。
という私も歯槽膿漏には長年苦しめられてきた。ありとあらゆる歯磨きを試してみた。塩入或いは塩粒入りまた漢方薬処方等薬局で売られているものはほとんど試してみた。全くといっていいほど効果はなかった。中でも一番効果があるかなと思えたのは「アセス」だけだった。(特に歯肉炎には効果あり)
ある時、九州だったか過疎の離れ島で暮らしている長老の話を聞いた。生まれてこの方歯磨きなどしたことが無いという。ただ何もつけずに指でマッサージをするだけで80を越えても歯は全部そろっているというテレビ放送を見た。早速その日から塩でマッサージすることにした。おかげでそれから5年になるがどうにか上3本の歯を維持できている。もっと早く聞いていればと悔やまれるが、すべては後の祭りである。
最近、また一つ新事実を発見した。最近の歯ブラシはちっとも磨けていない。ナイロン製はいただけない。昔、豚毛の歯ブラシを求めて引き出しに入れっぱなしになっていたものを引っ張り出して使ってみた。これがまたいいのである。少し固めのもので軽く磨いてやるとこれがよく磨けること歯間ブラシなど不要なのである。
なかなか手に入らなくなった代物ではあるが、これは優れものである。デパートなどで開催される江戸小物展だったか?そんなところで求めることができる。
やはり古きもの、伝統のあるものはよいものが多い。