晴耕雨読を綴る。

3.11から考え方を変えた。液状化と直下型地震に脅える日々。自然の驚異を感じながらも、共生と調和を求めていく!

終活ブームだって?

2014-08-19 04:39:58 | 暮らし
 今、終活ブームなんだそうだ。確かに、自分の人生の最後をどのように締めくくるか・・・形式は?費用は?場所は?などなど夫婦で或は家族で話し合い、決めておくことも大事だろう。めったに経験することのないことだけにいざとなると結構大変なことのようである。

 これまでは、町に何軒かしかなかった葬儀社だが、今は結婚も葬儀もあわせて取り扱うところ、宗派により専門制を強めたところ、スーパーイオンまで全国ネットでやりだす始末。確かに超高齢化社会に向けた、終活ブームの到来なのだろう。

 中でも、注目されているのが、散骨と樹木葬のようである。確かに、埋葬所を作るとなると近隣住民への説明と了承、許認可問題等々なかなか進めにくい諸問題を抱えてきた。そんな事情もあって、樹木葬がブームになっているのだろう。あんな狭いところに夫婦ではいるのはいやだ、仲のよい友達と入りたい、或は最後に出会った彼、彼女と一緒にとまあ勝手なことをやりたがる。

 という自分もそろそろ生前戒名をもらい、埋葬所も決めておきたいと考えている。ただ、今のところ終の棲家を決めかねている状態だ。一軒家に住み続けるのか、管理が楽なマンションにするか,それとも介護付の施設を選ぶのか、いずれかを選択しなければならない。このほうが先に解決しなければならない。

 今、どちらも夫婦二人きりの生活になってきている。子供たちはそれぞれ独立し、親のことまで考える余裕はない。一時はやりだした二世帯住宅、ここに来て又目に付くようになってきたが、果たしてどこまで続くのか疑問だ。

 いずれにしても死は必ずやって来る。そして世の多くの人たちは子供には面倒を掛けたくない、自分たちのことは自分たちで決めておきたい、そんなことでブームとなっているのだろう。

 人生急ぐことはない。何から何まで自分で決めて、生前に葬儀をし、会葬お礼までした作家がいたようだが、それも現実味がない。冗談で生きる続けるほど、今の世は甘くないのだ。


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