フジテレビ、今日16.55からのスーパーニュースを見ていて木村太郎氏のコメントについて怒りを覚えた。
私は、そもそも身柄拘束(逮捕といってもいいかもしれないが)について、麻薬不法所持の疑いとの事であるが、韓国における事件である。政治的色彩でどうにでもなるような国において発生した事件について、日本のマスコミが飛びつくのはよしとしても、もう少し慎重なコメントを望みたいと思うのである。木村先生のコメントは、安氏のこれまでの証言その他について、もう一度検証する必要があるとの見解であった。この際、一事を見て、すべてを否定するような発言は好ましくないのではないだろうか。大いに苦言を呈したい。
私見であるが、安氏は日本人拉致問題の解明に少なからず影響を及ぼした人であり、日本および日本政府は彼をもっと擁護する立場にあるのではないか。横田めぐみさんの生存説についても彼の証言により期待を持たせてくれたではないか。聞くところによると脱北者の韓国における生活は、悲惨なものであり、これは中国残留孤児の日本帰国後における扱いとたいした違いがないような状態であるそうだ。悲惨そのものであるようだ。
そんなことから、安氏がもしかして法に触れるような事態があったのかもしれないし、また何かの目的を持って行ったのかもしれない。まだ事件は始まったばかろなのである。
安氏は、信用の置ける人間と思う。命をかけて生きている人間なのだ。あの恐ろしい北の恐怖はどんなものであるのか、のんき太郎に何がわかるというのか。大いに苦言を呈しておきたい。
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