また、地方銀行が経営危機にあるという。政府資金を注入しなければならないところも出てくるという。どこかの杜撰な貸し出しをやって、回収不能になってしまった銀行とは違うのだが、これも経営的失敗によるものだろう。
すでに、世界的にお金がお金を産む、利ざや家業は通用しなくなっているのかもしれない。低金利で庶民から集めたお金をそれを必要とする企業へ融資する。これが銀行業務の基本である。
しかし、高収益を得ようと株式に投資したり、株の持合をしたり、投資信託へ投資したり、そうしたことによるマイナスが大きく膨らんだことによるものが多いと聞く。
わが息子が就職活動をしているとき、あの商工中金の黒い金属カゴをつけた自転車で動き回る中金マンの姿を見て金融界に進むことをやめたといっていた。
銀行マンとは、所詮は集金マシンであり、札勘定くらいしか教えてもらっていない。ましてや、電子マネー、カード全盛時代に入って、どう生き延びていくのか、末永く見守りたいと思う。
どの業界も設備過剰気味である。電気製品販売会社もいずれ整理統合されるときがくるかもしれない。スーパーもそうだと思う。あのダイエーだってまだ苦しんでいる。イトーヨーカドーだって店舗を整理していると聞く。
こう見てくると何事も身の丈にあった生活態度が、ベストなのかもしれない。
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