晴耕雨読を綴る。

3.11から考え方を変えた。液状化と直下型地震に脅える日々。自然の驚異を感じながらも、共生と調和を求めていく!

私の観点(10)・・・日本外交の目線に疑問。

2012-09-12 10:16:59 | 日記
 平成19年8月    当年69歳


 また日本弱腰外交の喜劇を見せていただいた。笑い事では済まされないお話である。日本人の命が奪われたかもしれない悪質極まりない毒入り餃子事件について、これまで否定し続けていた中国が、自国において混入されたことを認めざるを得ない事態に立ち至っていたのである。

 おそらく、中国国内において相当数の被害者(死亡事故も含め)が出たことが予測されるのだが、初期段階において、しっかりした捜査と当該食品の処分さえしていればと悔やまれる事件である。そうした情報を入手しながら、相手国の要請に応じて一ヶ月も発表を控えていたというのである。相手国の面子を守るのも一つの外交手段だろう。しかし、この種の事件においては、自国民の命を優先して考えるのが、政府の当然な問題意識であるはずである。そして中国に対しても情報公開の大切さを知らしむべき立場に立ってほしいのである。それがむしろ対等の外交であるはずだ。

 国内においては、すでに日本の優れた科学捜査によって、明らかに製造段階で混入されたとしている事件である。メタミドホスの特定まで完璧にやって、現地で混入されたことを誰一人疑う余地のない事件である。

 福田総理は、被害にあわれた人たちに対して、また無視され続けた日本の捜査関係者に対して、どのように説明するおつもりなのだろうか。


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