晴耕雨読を綴る。

3.11から考え方を変えた。液状化と直下型地震に脅える日々。自然の驚異を感じながらも、共生と調和を求めていく!

私の観点(9)・・・東アジア地域の平和と人権自由のために。

2012-09-11 13:57:50 | 日記
 平成20年4月    当年70歳

 ダライ・ラマ14世は米国訪問の途中、成田中継を選び「チベット人の仏教,文化,教育、環境に関して自治を持ちたい」と悲痛な叫びともいえるメッセージを日本人へ残していった。今、世界各地で聖火リレーの行く先々で、チベット人並びにその支援者たちによる自由を求める抗議行動が激しさを増しつつある。3月10日チベットで起きた騒乱についても,中国政府から正確な報道は一切なされていない。死亡者数百人、投獄者数千人とも言われる大惨事が起きているのは事実であろう。

 中国はなぜ、チベットを占領し統治したいのか、なぜチベット人を根絶やしにしたいのか。1949年に始まった中国によるチベット侵略と破壊活動は,脈々と築かれてきたチベット仏教,チベット文化の中心である寺院も仏像も仏典も焼き尽くしたという。建造物に限らず、人の命も、成人から子供にいたるまで数千人とも数万人とも言われる殺戮が行われたという。あまりにも戦力に格差のある一方的進行であった。

 チベット人民を支配するために、チベット仏教を無力化し、現地語を奪い取り、共産主義思想を強制していったという。

 今、チベットは国家の体をなしていないため、国連の救いも求められないでいる。いわば「さまよえる民、虐げられた国」である。日本政府が隣国中国へ遺憾の意も表せないのであれば、良識ある日本人の一人として、チベットを全面的に支援する声を上げたい。


最新の画像もっと見る

コメントを投稿