晴耕雨読を綴る。

3.11から考え方を変えた。液状化と直下型地震に脅える日々。自然の驚異を感じながらも、共生と調和を求めていく!

液状化対策事業・浦安・千葉幕張その他

2016-08-10 08:34:07 | 暮らし
 自然とどう共生するか。人間の永遠のテーマである。基本的には自然の力は予測も想像もできないものだ。できることは極力起きうべき事象を避けることしかないように思う。2011・3・11からすでに5年が経過した。また新たに熊本でも液状化が起きてしまった。

 各地の対策事業のその後はどうなっているのか。それぞれの工法は?経済性は?その効果は?どうなのだろうか。幕張地区では地下水水位を下げる工法をとっているという。住民の負担も少なくて済みそうである。効果もそれなりにあるような気がしている。この工法をとっているのはほかにもあるように聞いている。評価も高いはずだ。

 浦安地区では格子状構築物を作る工法を採用、当初から100~200万円の各戸の負担を予定、どうやら200万円に近ずく費用がかかるようである。既に家は建っている、外柵も生垣もあればブロック塀もある、そこに40センチ幅の壁を深さ8メートルにわたって構築するというのだ。

 私は最初からこの工法は実現性が非常に低いと考えていた。植裁の枯れ保証はあるのか?小さな区画50坪前後のところへどうやって機械を入れるのか?その効果は?効果がなかった時の責任は?等疑問だらけであった。

 それでも費用負担が1/2で済むという説得を受けて住民合意を取り付けて工事に着手した地区があった。しかし、その工事もこの9月に完了予定が止まったままなのである。何があったのか市側からの説明はない。噂によれば工事中に家が傾いてしまったことが原因だとか?

 これまでに土木関係者を集め会議を重ね、資料を作り、住民説明会を重ねてきた。その費用だって税金だろう。万が一この工法が実現性に乏しいとなったときいったい誰が責任を取るのだろうか。誰も責任は問われないだろう。そんなものだ。無駄飯を食っている議員が大勢いる。誰一人疑問を呈する議員はいないようだ。

 浦安に行ってみればいい。道路だってまだまだでこぼこ道だ。50センチも陥没した市道がある。こんな道路をどう修復しようとしてるのか。住宅境界だって動いてしまったところがある。そんな大事な権利を放置したまま効果のない液化対策に時間をかけている現実をどう思うか。当然の権利(土地所有権)を守ってくれる議員はいるのか。いないのか。次の選挙でよく見守る必要があるのだろう。


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