晴耕雨読を綴る。

3.11から考え方を変えた。液状化と直下型地震に脅える日々。自然の驚異を感じながらも、共生と調和を求めていく!

私の観点(20)・・・自然との調和、共生を忘れたか教育現場。

2012-09-19 05:19:46 | 日記
 2011年6月      73歳


 夏は林間学校あるいは海の家と通り相場になっていると思いきや、34~35度にもなる炎天下で、中高生660人参加の体育大会を模様した学校がある。開会9時45分、すでに34度を越えていた中、準備体操中に16人もの熱中症者を出してしまった。即刻中止したとの報道であるが、この事例は安易に見過ごすことのできない教育現場の一部である思う。

 まず第一点、なぜこの時期を選んだのか?660人の学生を擁するマンモス校である。中高生を一堂に集めての開催自体無理があったのではないだろうか。勿論、都心にそれだけの運動場を持つこと自体無理がある。会場手配をするにも限られてしまい、どちらかといえば季節外れの確保に走ったのではないだろうか。

 第二点として、なぜこの時期に体育大会なのだろうか?梅雨は明けていないとはいえ夏である。雨は免れたとしても湿度の高い劣悪な環境であることは予測できたはずである。不運にも今日は、梅雨明けを思わせる晴天になってしまった。

 日本国民は、何時から自然を恐れぬ不遜な国民になってしまったのだろうか。四季のある自然、雨をたっぷりもたらす気候、海、こんな素晴らしい山、川、環境に生まれ育ち,教育を受けられる幸せがあるだろうか。そんな環境でも企画次第では悪魔となって襲い掛かってくる。海だって、山だってそうである。

 時は、千年に一度といわれる大災害に見舞われたばかりである。想定外という言葉が氾濫しているが、教育者たるもの、預かる子供たちを安心安全に導く心がけが必要であろう。これから暑さ厳しい季節がやってくる。大いに心してもらいたいものだ。


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