奈良国立博物館の北側に“氷室神社”がある。
この神社で毎年5月1日に“献氷祭”が開催されるようだ。
天平勝宝8年(756)の年号が記入されている正倉院御物の古地図には、吉城川の上流に、“氷池”が明記されている。
ここで厳寒期に張った氷を氷室に貯蔵し、奈良に都があった70年間、春分の日には氷室開きと献氷の祭祀が営まれ、毎年4月1日から9月30日まで平城京に氷を献上していたそうだ。
平安遷都後断絶していたのを、明治45年、当時の氷業界の大御所龍紋氷室と大阪氷業界の奉賛のもとに復興、昭和36年、この祭の創始より1250年を記念して、大阪氷業界を始め全国の組合に呼びかけ、故実に則り調度の装も美わしく再興して今日に及んでいる。
拝殿を兼ねた舞殿手前の賽銭箱の横には、100円を入れると雅楽が流れる装置が設置されており、私は他に誰もいない境内で暫くの間、いにしえの世界に浸ることができた。
この神社で毎年5月1日に“献氷祭”が開催されるようだ。
天平勝宝8年(756)の年号が記入されている正倉院御物の古地図には、吉城川の上流に、“氷池”が明記されている。
ここで厳寒期に張った氷を氷室に貯蔵し、奈良に都があった70年間、春分の日には氷室開きと献氷の祭祀が営まれ、毎年4月1日から9月30日まで平城京に氷を献上していたそうだ。
平安遷都後断絶していたのを、明治45年、当時の氷業界の大御所龍紋氷室と大阪氷業界の奉賛のもとに復興、昭和36年、この祭の創始より1250年を記念して、大阪氷業界を始め全国の組合に呼びかけ、故実に則り調度の装も美わしく再興して今日に及んでいる。
拝殿を兼ねた舞殿手前の賽銭箱の横には、100円を入れると雅楽が流れる装置が設置されており、私は他に誰もいない境内で暫くの間、いにしえの世界に浸ることができた。
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