大和浪漫

私、瓜亀仙人が奈良・大和路の社寺や自然、生活の様子などをお伝えしたいと思います。

熊野古道;醤油の町・湯浅

2011年04月19日 | 和歌山県
JR紀伊宮原駅から熊野古道を歩いて約7km,やっと湯浅旧市街入り口に架かる北栄橋についた。
この橋は旧市街の北東にあり,醤油蔵があるのは北西,目指す“しらす丼”のお店はJR湯浅駅近くの南東。
つまり,この橋を渡り真っ直ぐ南に歩けば10分ほどで“しらす丼”に到着する。
時計の針は,午後1時すぎを指している。
お店の営業時間は午後2時まで。
“しらす丼”を食べてから,また市街の北西部まで戻るか,今から急いで醤油蔵を見学してから食事にむかうか・・・
2つの峠を越えて7km歩いた脚は,もう疲れてガクガクやった。

@醤油の歴史
紀州湯浅は醤油発祥の地として有名だが、その起源は鎌倉時代(1254年)にまでさかのぼる。
紀州由良禅寺「興国寺」の開祖「法燈円明國師(ほうとうえんめいこくし)」が、中国(南宋)の金山寺から持ち帰った金山寺味噌(経山寺味噌)が、当時、興国寺では野菜と大豆から作られる金山寺味噌を健康食として盛んに醸造され、やがて湯浅周辺の山漁村に伝わった。

金山寺味噌を醸造する際、使われる瓜や茄子などの、野菜から余分な水分(たまり)がしみでてくる。
もともと捨てられていたこのたまりを調味料として使ってみるとなかなか美味で、そこで初めからこのたまりを利用するつもりでつくれば、「新しい醤(ひしお)」つまり調味料ができるのではないかと考え、改良に改良を重ね、やがて醤油となった。
これが日本における醤油の起源であると伝えられている。
コメント (2)    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 熊野古道;シロウオとシラウ... | トップ | 熊野古道;かどやの“しらす丼” »
最新の画像もっと見る

2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (kazuyoo60)
2011-04-19 12:02:46
ちょっと足を休められて、しらす丼、美味しかったでしょうね。
Japanese tastes ですか。手づくりはオリジナルなのですね。(にこにこ)
返信する
Unknown (瓜亀仙人)
2011-04-19 17:57:40
kazuyoo60さんへ
結局,明日の記事になりますが,ちょっとだけ醤油蔵を観ただけで“しらす丼”へ行ってしまったのです。
Japanese tastes ,海外に行くと恋しくなりますよねぇ~
返信する

コメントを投稿

和歌山県」カテゴリの最新記事