乱鳥の書きなぐり

遅寝短眠、起床遊喰、趣味没頭、興味津々、一進二退、千鳥前進、見聞散歩、読書妄想、美術芝居、満員御礼、感謝合掌、誤字御免、

『松竹創業百三十周年 片岡仁左衛門 坂東玉三郎 初春特別公演』

2025-01-24 | 舞台・芝居

『松竹創業百三十周年 片岡仁左衛門 坂東玉三郎 初春特別公演』 

 

『松竹創業百三十周年 片岡仁左衛門 坂東玉三郎 初春特別公演』に行く、動画でなじみの演目、「於染久松色読販 土手のお六 鬼門の喜兵衛」と「神田祭」を見る。

 

「於染久松色読販 土手のお六 鬼門の喜兵衛」では片岡仁左衛門丈の悪の美学ともいうべき、目の動かし方の表情に、腰が抜けそうになるほどの魅力を感じる。

 いかにせん、「於染久松色読販 土手のお六 鬼門の喜兵衛」は通し狂言でないことが残念。

 しかしながら、芝居のかたちや表現をふんだんにパロディ化した場面の多さに、思わずゲラゲラと笑ってしまう。

 この芝居は面白い。

 

 また、幕間挟んでの「神田祭」は、さすがの仁左衛門丈。

 首抜き襟が良く似合う。

 考玉ならぬ仁左玉の行の良さは美しく、それでいて茶目っ気と色気があり、これもまた、懐かしい。

 

 高校生の時から好きだった考玉

 松竹の百三十周年にして、この考玉らしさを感じさせる二演目が、関西で公演されたことに対し、松竹株式会社に御礼を申し上げたい気持ちである。

 

 連日満員の今回の興行

 流石、考玉!

 考玉の魅力と人気、此処に健在也!

 

2025年1月11日(土)~26日(日)   

 

 演目

「於染久松色読販 土手のお六 鬼門の喜兵衛」 2:00-3:05

 幕間 30分

「神田祭」  3:35-3:55

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『吉原細見序文集』3 小寺広路作 蔦屋重三郎 花は千とせ中に美を争ふ。其位自然としたまり、色を愛し、薫り好する其ひとの気いの気くれにより、配容の香き巻中に多て見やすくしめあり。

2025-01-24 | 草双紙:洒落本、仮名草子、黄表紙、黒本、赤本、合巻 等

『吉原細見序文集』3  小寺広路作 出版者不明 蔦屋重三郎関連

花は千とせ中に美を争ふ。其位自然としたまり、色を愛し、薫り好する其ひとの気いの気くれにより、配容の香き巻中に多て見やすくしめあり。名花選と題し、梓に寿す。

 

 

花は千とせ中に美を争ふ。其位自然としたまり、色を愛し、薫り好する其ひとの気いの気くれにより、配容の香き巻中に多て見やすくしめあり。名花選と題し、梓に寿す。

 

 

 

ヘ09 03009 早稲田大学図書館

[吉原細見序文集] / [小寺広路] [蒐集]

著者/作者   小寺 玉晁, 1800-1878

出版者不明, 安永2-文政9[1773-1826]

18cm

早稲田大学図書館 (Waseda University Library)

 

『吉原細見序文集』1  小寺広路作 出版者不明 蔦屋重三郎関連 或説き 乗月 庭中に臥すに、空中を視れば美人在て 再再として下れり。

  

『吉原細見序文集』2  小寺広路作 出版者不明 蔦屋重三郎関

  

『吉原細見序文集』3 小寺広路作 蔦屋重三郎 花は千とせ中に美を争ふ。其位自然としたまり、色を愛し、薫り好する其ひとの気いの気くれにより、配容の香き巻中に多て見やすくしめあり。

  

 

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